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これは奇跡!「スターオーシャン THE DIVINE FORCE」

この宇宙にはどこかに人がいて、みしらぬ人と繋がりが生まれて、一緒に冒険したりするのだろうか?ここではないどこかで、星の数ほどあり得る可能性の中で、人と人が出会うなんて、それこそ奇跡みたいなものなのに。


おんなじ地球にいながらも、お隣さんとも顔合わせしない昨今、違う惑星なんて桁違いに遠いご近所さんがいたとしたら、ぜひお会いしたいな、とは思うものの、突拍子もないあいさつをされても困るだけだろうし。


困るけど、あいさつくらいはええやんて向こうもそう思ってくれているかもしれない。と、冬の寒空の星を眺めながらそんなことを思ったり、思わなかったり。



主人公は2人。

冬の大掃除がてら、ご近所のゲーム屋さんにマンガを売りに行ったとき、大々的に宣伝されていた「スターオーシャン THE DIVINE FORCE」

まさか新作があったとは…。
なんたる偶然。いや必然。
もう飛び越えて奇跡としてしか言えません。

スターオーシャンは98年に発売された「セカンドストーリー」から大ファンになり、その後のシリーズもちまちまプレイしていたのだけど、最新作が発売されていたなんて全く知らなかった。

スターオーシャンは基本的には「未知の惑星」に墜落して、主人公がその惑星の運命に巻き込まれる形の、壮大な墜落事故から発展するSFファンタジー。

当時のRPGでは戦闘が固定カメラで行われるのに対して、画面を所狭しと駆け回り、さながらアクションゲームのようにボタンでスキルを使いこなして、ド派手な技で戦い抜ける爽快感も抜群。

「DIVINE FORCE」はシリーズの6作目。シリーズ25年目のメモリアル作品。


エモいですね〜。

主人公は2人いて、どちらからでもプレイ可能。主人公が変われば視点も変わるので、「こっちのことは理解したけど、あっちでは何があったのか」がプレイするとよくわかる作り。細かいイベントなどにも違いが生まれ、お互いの本心が見えたりするのが面白い。


鎧も重そう。

男主人公である、「レイモンド」が最近のイケメン感とはちょいと距離がある「ゴリ味」(ゴリラ感)が結構いい感じでしたが、もう一人の主人公「レティシア」が「ど根性お姫様」なのも面白く感じ、まずはこちらからスタート。

まじめだけど堅すぎない。お堅そうでもぬくい感じが好印象。
意外と回復役でもなく、スキルからでも「防御を下げて経験値アップ」などのスキルも持っているので、いかに「戦うお姫様」なのかがわかりますね。


夜の森にて。

スターオーシャンと言えば、近代的な建築というより、古代遺跡とか未知の文明的オブジェなどのファンタジー要素がものすごく多いこと。中世的世界観にSF要素との合わせ技が幻想的です。見ているだけでも心がワクワク。

ついつい寄り道ばかりして目的忘れます。


ビューン。

スターオーシャンは「スピード感」が魅力的で、戦闘でも探索でもスイスイ快適にプレイできるのが魅力。今まででもいい具合のテンポだったのに、本作ではいきなり「空」飛べるんです!

ほんの少しストーリーを進めたら(多分30分ほど)もう羽ばたけますからね。

おそらく質素な暮らしをしているであろう中世なお姫様からすれば、空を飛ぶなんて「奇跡」としか言えない所業でしょうに。
結構あっさり受け入れてしまうのもレティシア(画面の主人公)のいいところですね。

飛空艇とか空とぶベッドなんて物語が終わりかけの頃に手に入るものでしたのに。どれだけ大判振る舞いか、こちらが震えました。

川飛び越えるとか谷を跨ぐとかだけじゃなくて
山にもビューンって飛んでいけるんです。

気になるところがあったら迷わずビューン。
気にならなくてもビューン。
もうこれが気持ちよくて気持ちよくて。

無駄にビュンビュン飛ぶものだから、ストーリー進行忘れて
現在地も見失うという…。

でもオープンワールド(世界に区切りがなくて、ロード画面がない)ではないので、エリア毎に仕切りがあることが幸いでして、ちゃんと行けないところがあることがありがたい。

ビュンビュン飛んで上も下も北も南もわかりませんってことになりませんし、丁寧なインフォメーションのおかげで目的地は常に表示されます。

これのおかげで何度助かったことか。
山で遭難とかよくしてしまいますからね。ゲームでも。



ビュンビュン飛べるのはもちろん戦闘でもOK。いや、むしろ戦闘の方が本命かもしれません。スターオーシャンと言えば、やっぱりスピーディーな戦闘!

アップテンポなテンションでゴリゴリに攻め倒すのが爽快感抜群で、攻めてせめて
攻めまくって倒したボスなんかは、
軽くひと運動した後のよう。
アクエリで補給したくなるぐらいアツい戦い。

今作ではさらにアゲアゲなビートからさらに進化しているようで、敵に向かっていくとき方向転換すると見失って硬直します。これを「ブラインドサイド」といい、一方的に攻め込むチャンスが生まれます。

敵がクラクラしているのですね。

戦闘では基本、ブラインドサイドを狙ってビュンビュン飛び回るのがコツ。

自分であらかじめコンボを設定できる「リングコンボ」などで大ダメージを狙えば向かうところ敵なしなのもいい感じ。

ただビュンビュンしすぎて敵を見失うこともシバシバ。何も思わず突っ込んでいったら逃げたことになり戦闘終了なんてこともあります。敵を倒すとロックオンがはすれるのかわかりませんが、まぁ、一番の理由は「年」ですかね。

細かいこと気にしなくなってますし…。


シリーズメインマスコットの「バーニィ」も健在!街のあちこちにいるバーニィの他、ステージにいる「ミニバーニィ」も掴めておくていいことがありそう。

「2」では高速移動のスキルで使ってましたね。
「チョコボ」(ファイナルファンタジーに登場する黄色い大型の鳥)的ポジションのバーニィです。お買い物頼んだりもしてました。

かわいいんですけど、なんかこわい。
圧?それとも無表情なのが??
そこが魅力的なんですけどね。
バーニィもビュンビュン飛んで行けそうですね。飛ばしてみたいなぁバーニィ。

全般的に快適で幻想的でSFでありながらもとっつきやすいストーリー。
探索もビューンっと飛んでいくことでより快感です。

ただ、ただどうしても言いたいことが…。

画面がキレイなことはすごく嬉しいのですが
うちのテレビ2Kなので、処理落ちがすごい。

移動しているときでも全体がモザイクがかってしまい、
光なのかモヤなのか見分けがつきません。
寄ってみたら光を反射した低木でしたが。


PS4も後期型でもなく4Kproでもない
前期型のメタルスライムエディションですからね。

システムアップデートもなぜか進みませんし…。

これは一式買えってことか?
そうなのかソニーさん。

PS5もそろそろ気になりますが、
その前にモニターが優秀でなければ意味ありません。

誰か譲っていただけないかなぁ〜。
ま、そんな奇跡には期待してはいけませんね!


今回のお話はおしまいです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます!

コケでした〜。


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