このジジツを受け止めきれますか?
「カオス」とは秩序が崩壊した状態をあらわす。
秩序とは「平均的」「平行的」「整った」わかりやすく言えば「シティーな感覚」のことをいう。スプラトゥーンでいうなら"ハイカラ"だね。
ハイカラには規則が付きまとい、組織が生まれ統制された社会の中で"一定のルール"の上で人が人らしくあるのだという保証があります。
また、ハイカラな感覚には女性的、官能的なデバイスやアイテムも欠かせなく、また人が人らしくあるのは"ルールなのか?"自主的に考え、人としてあるべき姿は規則なのではなく、"自ら考え行動し、主義や主張は自己の責任である"とした男性感覚の強い父系社会からは「なよっちい」と揶揄され生まれたのが
「バンカラ」であります。
彩り豊かな「ハイ」に対して「質素で簡素な色素」を主体としてしながらも"雅"な気分に流されない、漢気溢れる漢の世界•••。宮ぶるハイカラからみると野蛮"の蛮から"バンカラ"ですね。
そこには整えられた社会に対する「ハンコツシン」が埋め込まれており、日本の男性社会を象徴する「武士道」が通じていると言われている•••らしいです。いつだってどの時代だって「カウンターカルチャー」というは発生するもの。
格闘ゲームの2代柱であった
「SNK」と「CAPCOM」がタッグを組んだ2000年代初頭。えぇもうそれはそれはゲーセンに通い詰めました。
尊敬する「テリーボガード」がありえないほどなめらかでリッチな2Dグラフィックで動き廻るのだからレバー横に詰んだ100円がコインプッシャーのように吸い込まれて無くなっていったし、レバーを折ってしまったこともありましたね。(または外れることも)
なんと言っても「西村キヌ」氏が描くテリーがカッコ良すぎる!!歴代一位にカッコいいよと思う。
今でも最高だろうね。
しかしゲームとなるといささかの不満もあった。
どうにも「平凡」な感じがしてしまった。どこか秩序だった、ならされたルールの元で遊んでいる感覚。キャラクターやゲームシステムには大きなお祭り騒ぎはあれど、もう少し「グチャ」っとしてほしかった。
やり込んだストリートファイター系とそうは変わらない手ごたえがレバーに残っていたのだ。誰でも遊べるのが魅力的ではあるものの、そこにわずかな物足りなさも付きまとう。
CAPCOMvsSNKシリーズはあくまでカプコン側に寄っていたゲームでもあったので仕方ないのかもしれないけれど、「SNK味」も味わいたい。
グラフィックもキャラクターも重たくてコマンドもしちめんどくさくてやたらと多い、システムで遊ぶというよりかは、世界観に放り込まれて「こんなん勝てるか!!」という超反応してくるボスと戦いたい!!
カオスの覚醒である。
甘いケーキの後に激辛カレーを求め、ぬるいアニメの後に活字漢字だらけで文字数100000字のくっそ長い文庫本みたいな「カウンター」が欲しいのだ。
ぼくには強烈に「漢くさいバンカラ精神」が噴出している。テリーはSNKから生まれたキャラクターだしSNKがテリーを作ったのだし「ストリートファイター」に対する「カウンター」で産み落とされたのが「餓狼伝説」
でもわがままなので、SNKのシステムでカプエスが遊べないのだろうかと望んでいたものの、「SVC KHAOS」がリリースされたことは一切知らなかったです。それが令和も令和。カオスだとか秩序だとかぜんぶ脱ぎ捨てた現代、SNKよりのお祭り騒ぎ「SVC KHAOS」が蘇った!!
復刻祭とでも言えばいいのだろうか。
こんなおめでたい夏祭りは他にねぇぜ!!
まず驚くのはテリーの重たさ。
そうそう!テリーは重たいんだよ!
スマブラでも参戦しているしおかげで知名度は世界レベル、テリーを知らない若い世代にも貢献した。しかしだがしかし。スマブラのテリーは軽い。パンチが軽い。手ごたえがふわつく!!(個人の見解です)
バーンナックルのコマンドが原作と反対だし車の運転よりバーンナックルのコマンドの方が付き合いが長いのです。そこは桜井さん、なんとかして欲しかった•••。
SNKは今で言う「もっさり」が特徴だったし、豊富なキャラクターの裏設定で女性にも人気があり、薄い本もたくさん出ていた。(テリーで言うと魚座でビデオゲームが趣味でサルを飼っていてマリーという恋人がいながらも定職に着かず放浪の旅をしている。けっこうしょうもないヤツです。そんな設定からテリーはその系の女子にはあまり人気がなかった。)
そんなゲームにはどうでもいいベースメイクが豊かに敷かれ、そこから香ばしいニオイが立ちこませる技を持っているSNKが「CAPCOM」のキャラクターを描く。これもひとつの夢じゃなかろーか!?
リュウ、ケン、春麗、ディミトリからレッドアリーマーまでがSNKグラフィックで描きおこされ、しっかりと動作ももっさり。(褒め言葉です)
驚く勿れ•••。
なんと「ロックマンZERO」の「ゼロ兄さん」も参戦しているのです!!
「オレは斬るだけだ」
Xの時より口数少なく、ボソボソ喋るようになって不器用極めてよもや生き様がシビレル、もう少し効率よく戦えばボロボロにならんでもよかっただろう男臭い魅力のケンさんにも負けない漢気あるロックケンじゃなかったロックマンゼロのZERO!!
あのゼロがネオ・アルカディアとの戦いから格闘大会の祭典、キング・オブ・ファイターズへとやってきたのです!!(大会かどうかは知らんけど)
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そのエリクサーいつ使う?
たいせつにしているアイテムほど大事にとっておく。その代表がエリクサー。でも使いどころがわからずいつまでも残ってしまうのがエリクサー。便利な…
サポートいただけるなんて奇跡が起きるのかは存じ上げていませんでしたが、その奇跡がまさかまさかに起きました!これからありがたくゲームのオトモ代(コーヒーとかお茶)いただけると大変喜びます。サポート設定ってあなどれないぜ…。