【レトロゲーム】ゆうべはたのしみましたね。ソロ活勇者コケさん?「ドラゴンクエストⅢ そして伝説へ…」
勇者コケは16才になった。
16才と言うことは…もう大人である。
中途半端な年齢ではあるけれど、
憧れの、あの街に旅立つ時がついに来た。
ごめんねお父さん。
ぼくはお父さんのように立派な人じゃない。
ぼくはぼくなんだ。
コケはコケとして、意味のある勇者になりたい。
いつかたどり着く、あの先を信じて・・・。
ソロ活には慣れている。
焼肉だってカラオケだっていつもソロ。
冒険くらいなんだって言うんだ。
人見知りなだけなんだから。
決してぼっちなわけじゃないから。
ともだちだっているよ。
今はひとりがいいだけさ。
ぼくはひとりだって言ってるのに
モンスターはどうして団体でくるかな。
スライムですら、キツイわ。
やっぱりひとりは、なにかが欠けている。
ナジミの塔へと続く洞窟。
お家周辺とは違うモンスターもわんさか。
ここを通らねば、あの街へと続く道はない。
ってわけでもないけどね。
偶然通りかかった村で
フラフラだったと気づく。
キツイシンドいメンドい。
所持金が偶然777G。いいことありそう。
次の街へと向かう森の中。
ゆく道来る道見失い、
まもののむれとたたかうも
ナイスなアシストエンドレス。
死んで怒られラチ開かず。
無限回復ポイントで周辺モンスター狩り。
何度も何度も瀕死になってでも
切り拓いてみせるぜソロの道。
悲しい恋の結末。
古いしきたりに、振り回されるのは
いつも若者たち。
泣いてなんかいるもんか。
共に泣く仲間もいないんだし。
街を先回りして装備を整え
いざ勝負だカンダタ親分!
レベルだって負けてないぞ!
でも、どうしてたたかうんだっけ?
・・・たたかう理由も
お父さんの面影も、
今のぼくには、なにも見えない。
生まれた頃から勇者だと
みんなが教えてくれて、ぼくは勇者になった。
ぼくは勇者になれなかった。
みんなが期待する魔王になんて
挑む勇気が湧いてこない。
ぼくは今、ひとりで旅をしている。
今すぐ街へと戻り、
仲間を探すことも出来るだろう。
彼らをアシストして、勇者として強くなる
アドバイスも送れるだろう。
でもぼくはぼくの人生を生きたい。
勇者ではない、素のままのぼくでいたい。
だからひとりでここまで来たんだ。
欲望と活気が渦巻く街。
アッサラーム。
ついに!ここまで来たんだ!
何度も死んだが、そんなことは
どーでもいい!!
ぼくはぼくの足で!
ぼくがぼくの夢のために
アッサラームへと夢を見て
ぼくを連れてきた!!
ここへ来たからには!
やることは一つ!!
うぷぷぷぷぷ♡
女子を後ろに並ばせると
少し修羅場が、見えますよね♡
(そしてゆういつ、仲間がしゃべる箇所でもある)
コケでした〜。