執事の館に帰宅したお話(2回目)
前回初めての帰宅を果たしてから、先日お盆休み中にまた友人と帰宅してきましたので、その時のお話を。
前回散々褒め称えましたが、今回も懲りずに。まずはちょっと視点を変えて。
さて、藤木の古い友人なら全員周知の事ですが、私は大変なチキン好きです。
どれくらい好きかというと、「今日の晩御飯は主食唐揚げ、おかず唐揚げです」とかアホなことを言い出したり、朝昼晩唐揚げを一週間食べてみて飽きなかったので多分一生飽きない、とか言ってみたり、子どもの頃の誕生日のご馳走は大皿2杯に山盛りの唐揚げだったり、クリスマスチキンが冷蔵庫で冷えて固まって水分が抜けてしまっても、一人でムシャムシャ食べきってしまったり。(ほぼ中毒)
そういう訳で、旅行先であれ地元であれ、新しいお店に行けばまず頼むのは「唐揚げ定食」や「チキンソテー」。
各コンビニもホットメニューで新作が出れば一度は食べ、冬は鳥しゃぶ、鶏鍋が常態化、他にも蒸し鶏、ケン◯ッキー、各ファーストフードのチキン系フード、夢の国や海のフードもチキン系は制覇、自分の死因は鳥インフルしかない、とか言っても真顔で受け取られかねない勢い。
正直、鳥肉料理で食べられないのは激辛系だけで、あとはほぼなんでも平気。内臓系も含めての大好物です。
さてなぜ私の鳥肉への偏愛妄執っぷりをお話をしたかというと、この執事の館でレギュラーで出されるお料理の一つに「タンドリーチキン」があるのですが、これがいかに美味しいか、というのをお話したいからですw
正直、ここまで美味しいタンドリーチキンは食べたことがないです。
味付けもさることながら、その絶妙な柔らかさ、ジューシーさは他に例をあげるにもあげようがありません。ほろほろでありながらしっとり、しっかりとした歯ごたえがあって肉汁もあるのにくどくない、味付けも濃すぎず薄すぎず、肉の甘みを引き立てつつスパイスもしっかり効いているとかどんな神の食べ物かと。
鳥肉の焼き加減は本当に難しく、火をしっかり通さねば食中毒が怖いのに、通し過ぎればすぐ硬くなるという、なかなか悩ましい食材です。それが、本当に絶妙。
今回はおかわりしすぎてものすごい量を食べてましたが(全部で4人前w)、それでも飽きの一切来ない味、何度口に運んでも「美味しい」としか語彙を発せなくなる、そんな一品なのです。
いろんな鳥肉料理を食べてきましたが、死ぬ前にもう一度食べたいものは何か、と問われれば、間違いなくここのタンドリーチキンを候補にするでしょう。
それほどの美味なのです。
私も最初、ここのタンドリーチキンは本当に美味しい、とツイッターで見て、期待感爆上げで前回伺ったのですが、それでも「すごいな!?!?!?」とか言い出すくらいには美味しく、そして今回注文して「やっぱりすごいな!?!?!?」とか叫ぶくらいには美味しいのです。
と言う訳で、チキン好きは是非行って食べてください。本当に美味しいので!!
タンドリーチキンを褒めちぎっていますが、もちろん他の料理も言うまでもありません。順番にいくつか追っていきます。
まず8月のお料理【鰤のカルパッチョ〜山椒とわさびのソースを添えて】。
これはすごい。美味しい。たまらない。美味しい。すごい。(語彙力消失)
ブリとかハマチとか大好きなんですけど、脂身あまーい! ソースとの相性抜群!
もちろんおかわり案件です!
そして【リブフィンガーのBBQ仕立て】、牛肉も好きなんですけどこれも歯ごたえあるのに柔らかいとか意味不明な感じで、しかもお肉も美味しい。素晴らしい美味しさ!!
お腹いっぱいすぎておかわりならずでしたが(無念)、本当に美味しいのでこちらもぜひ。
続いてリトアニアの伝統料理【シャルティバルシチェイ】。見た目が優しいピンク色という大変不思議な冷製スープでしたが、その見た目と裏腹にスッキリ、サッパリ、という味も不思議な一品。飲むサラダ、とおっしゃっていましたが、本当にそんな感じ。これは食べたことのない味で、でもとても美味しい一品。メインの前にいただくには最高のお料理でした。
こういう食べたことのないお料理を体験出来るのもここの良いところ。しかも美味しいんだから文句なし。一緒に行ったのが二次創作側の友人だったので、世界各国の料理、というだけで別の意味で私たちはテンション爆上げでしたがw
そして、「キッシュは飲み物」という大名言(迷言)を生んだキッシュですが、今回ギリギリ限定が間に合って、追加料金を入れて【仮住まいの4種のチーズキッシュ】をいただいたのですが。
美味しいとかいうレベルじゃないくらい美味しかったですなにこれめちゃくちゃ美味しいすごい美味しい(語彙力消失その2)
チーズ好きにはたまらない料理ですとにかく美味しい。4種のチーズが混ぜてあるわけじゃなくて、あちこちにゴロゴロ入っているので、何度口に運んでも違うチーズの味がして、何度口にしても「うわなにこれ美味しい」しか言えなくなるとんでもないものでした。えっほんとこれこんな金額で大丈夫えっ、とか言い続けていたくらいですw
ラッキーでした。これ何度でも食べたいです。あ、もちろんキッシュは飲み物でした!!
それから安定の美味しさ【にしんのエスカベッシュ】【人参のラペ】。ラペはちょっとリニューアルしたそうです。これ本当に美味しいんですよ(ため息)。
そして今回かぼちゃのサラダが加わってました。これも実に美味しい。かぼちゃ好きなのでめっちゃ嬉しいです。
デザートの限定は【カッサータ】。こちらはシチリアの伝統的なアイスケーキ。
すごい!!美味しい!!すごい!!!めっちゃ美味しい!!!(語彙力消失その3)
リコッタチーズを使っているので濃厚なのにスッキリ、中にはナッツやオレンジピールがぎっしりなのにデザートで食べても重たくない、最高です!
そして8・9月の飲み物ですが、まずは【楊貴妃】。
素晴らしい(絶句)。白くて甘くて飲む杏仁豆腐です。本当に美味しい。デザートとしても優秀ですが、普通にお料理にも合うという。甘いのにくどくないので、ごくごくいけてしまう。
続いて【トロピカルティー】。こちらは食後にいただいたのでホットにしました。ポットで提供いただいのですが、素晴らしい(2回目)。普通、パッションフルーツなど使ったお茶は最後にちょっとえぐみや苦みが出るものなんですが、そんなものどこにあるのか、というほど最初から最後までフルーティで美味しい。しかもホットでこのクオリティ。
香り高く非常にまろやかで、飲みやすくて最高。アイスも飲みたかった……(無念)。
続いて【飲む夏休み2019】。大変鮮やかなブルーの飲み物で、中身が私にはよく分からなかったのですが、炭酸で割ることも出来るのでもちろん炭酸でw
甘すぎずさりとて酸味がきつい訳でもなく、ミントではなく柑橘系だけどライムか??とかなりながらあっという間になくなるw ああ、夏が終わるね……と言う味です(どんな)。
私が執事の館を絶賛する理由の一つに、こうした「飲み物」の出来があります。
高級なレストランでは確かに美味しいものをいただくことは出来ます。でも、食後のコーヒーや紅茶に、茶葉や産地にはこだわったとしても、こうして名前をつけて工夫を凝らし、二ヶ月代わりで提供できるところがどれだけあるかと問われれば、確かに思い当たる場所がありません。
食器類から家具調度品、そして料理のみならず飲み物までこだわりにこだわり抜いて、まさに「神は細部に宿る」を体現するような場所です。
そして、それをさらりと見せている。こんなに努力しましたどうですか!という押し付けがましさはなく、その点に於いても「執事」というものがどんな存在であったのか、ということを身を以て示しています。
正直に申し上げれば、気軽に立ち寄れる場所でもないし、お値段も苦しいという方もいるでしょう。でも、その対価を支払うだけの「体験」を提供いただけるのです。
多くのお嬢様、旦那様が帰宅を重ねるということは、そこに価値を見出す方が多いということでしょう。
前回も言いましたが、ここにはディズニーリゾートに通じるホスピタリティがあります。
私たちが主役でありながら、「執事」という特徴を存分に味わえる、そんな場所です。
多くの方のたゆまぬ努力と、そしてこの場所がどういう場所であるかを理解し、その上で訪れた人々全ての協力で出来上がっているという、本当に不思議な場所です。
そして前回初めて帰宅してから、今回比較的間を置かずに再度帰宅となったのは、それだけ前回の体験が素晴らしく、また何ヶ月かに一度の贅沢というものが、如何に自分にとって心の癒しになるのかが良くわかったからです。
何度でも帰宅したい、帰宅したいから頑張れる、その頑張りは執事の皆さんやばあやたちにも伝わって、また素晴らしい場所が保持される。
今回は本当に急遽帰宅を決めたのですが(朝6時半に予約して10時には居たw)、付き合ってくれた友人にも感謝。本当に得難い体験です。
ぜひ皆さんも、一緒に帰宅しましょう。百聞は一見に如かず。これほどこの地域に住んでいて良かったと思ったことはありません。
また頑張って働いて、帰宅します。
ちなみに散々食べて散々飲んで、気分良く高島屋でダヤングッズを買い物した後、また夕方最寄り駅まで戻って、シャトンルージュさんで洋風ねこまんまを久しぶりに食べてました(どんだけ食うんだw)
翌日昼までご飯入りませんでしたw