猫の脱毛について/アレルギー診断と奮闘記
まえがき
経過の様子などをYouTubeに載せています。
本題
2021年春、猫の脱毛症状を発見しました。
少しショックな画像なので YouTube の動画では画像を掲載していませんでしたが、脱毛の箇所は直径1センチほどの小さな円形脱毛です。
猫の脱毛の画像
毛がごっそり抜けていて、肌もかきむしったような跡があり赤らんでいました。
YouTube の動画では説明していませんが、実は病院をふたつ受診しています。
一つ目の病院では抜け毛の部分を顕微鏡で見てもらい、ダニなどの疑いを確認してもらいました。そして「アレルギーの可能性があるかもしれないが原因がわからないので、ひっかいても痛くならないようにお薬を塗りながら様子を見ましょう」との診断で塗り薬をもらいました。
塗り薬はワセリンのようなもので、ひっかいても傷にならないように皮膚を守るための対処です。
ということで、もらった薬を毎晩塗っていましたが薬をなめて吐いてしまったりと、普段めったに吐かない猫だったので余計に不安が募りました。
さらに、直径1センチほどの円形脱毛は少しずつ大きくなっていき、1週間ほどで直径3センチほどになっていき脱毛は治る様子がありません。
ネットで脱毛の原因を調べていましたが、「猫カビ」「ダニ」「ストレス」「アレルギー」などいくつかの原因が考えられるそうです。
いろいろ調べていたら原因は「猫カビ」なんじゃないかと疑い始めました。
そしてちょうどこのタイミングで引っ越しをしたので、セカンドオピニオンということで新居の近くの動物病院も受診することにしました。
しかし、2つ目の病院でも、同じく「アレルギーの可能性があるかもしれない」とのことでした。
先生に「猫カビ」のことを聞いてみたものの「猫カビ」とは症状が全く違うそうです。
「猫カビ」の場合は毛がぽろぽろと抜けるようで、さらに抜け毛は根元がまとまったような束の毛になるそうです。また、「ダニ」の場合は小さな黒い斑点が見られるそうです。
猫の脱毛箇所を見ると、毛はごっそり抜けているものの、「猫カビ」や「ダニ」などの特有の症状は見られず、ひっかいたような赤く腫れている感じがあるので「アレルギー」の可能性が高いとのことです。
ここではじめて、アレルギーについて真剣に思い返しました。
思い当たることといえば、最近は甘やかしすぎていたせいでおやつの「カニカマ」を頻繁に与えていました。マグロも食べないしにぼしもどんなおやつも食べないし、わんがこの時唯一食べられるおやつがカニカマでした。
カニカマ自体はたまに少しだけあげていたのですが、最近あげる量が増えていたのでこれなんじゃないかと思いました。
アレルギーの場合は、原因の可能性がある食事を控えて、毛が再び生えてくるか様子をみていかなければいけないそうです。
そしてここでは塗り薬ではなく、かゆみを抑える薬をもらいました。
いったん大好きなカニカマは控えて、お薬を1週間飲み続けしばらく様子を見てみることにしました。
カニカマを控えて2週間くらいすると、かゆそうに首元を何度も掻く様子は次第に減っていきました。
それから1ヶ月〜2ヶ月ほどしてようやく、動画にもあるように少しずつ毛が生えてきました。
あとがき
本題でも触れましたが、「猫カビ」「ダニ」「ストレス」「アレルギー」などいくつかの原因が考えられるそうです。
猫のアレルギーは一箇所だけにできたりと、なかなかわかりづらいようです。
あとでネットで調べてみると、専門的な病院ではアレルギー検査もあるようです。
今回は病院では言われなかったので、限られた病院だけなのかなとも思います。
また、普段いろいろなおやつをあげていたりすると、原因となる食材がなにか見つけるのも難しくなってしまいます。
僕の猫の場合はこの時好んで食べるのがカニカマだったのですぐに対処できました。
今回の脱毛がはじめての病気だったので、心配になりすぎたところもありましたが、結果的に見てもセカンドオピニオンとして二つ目の病院を受診したのはよかったと思います。
ちなみに病院での診察代とお薬代はどちらも4,000円ほどでした。
同じ症状の猫の飼い主さんが少しでも安心できればと思います。