友人の言葉と本で私が独身でいる理由が分かった(気がする)
こんにちは、ねこばすです。
関東住みなのですが、こちらってもう梅雨あけたのかしら?
かなりの蒸し暑さですね。
ところで、今坂東眞理子さんの「思い込みにとらわれない生き方」という本を読んでします。
その中にこんな一説がありました。
これを読んだ朝のカフェで、私は「そうだった、だから私今も独身なんだよな」と再認識しました。
人って自分の価値観の中で生きています。
そして、その価値観には往々にしてに「ダブルススタンダード」が存在します。
私自身もそう。
「独り身の方が楽だし自由だ。私は自立して生きる!」と思っているはずなのに、たまたま高スペックな男性が身近に発生すると「養ってくれないかなぁ」と思う時があります。
(ま、結果的にそういう男性に私は好かれないのですが)
「男性に養われる」を期待することに罪悪感を持ちつつ生活しているのですが、坂東さんの言葉を見て「これは私個人のことではなくて、今の日本に浸透している価値観の一つなんだな」と認識することができました。
私の根柢の価値観は「男女関係なく、パートナーがいようといまいと、一人の人間として自立(経済的・精神的に)して生きる」です。
たまに不純な気持ちが生じることがありますが、根底はそうなのです。
結婚はしてもいいししなくてもいい。だけど、経済的・精神的に自立して生きたいしその必要があると思うので、「それがいいよね。」と思ってくれて対等に付き合っていける人としか結婚はしたくありません。
結果今も独身です。
それもいいもんだ、と思っています。
ここからは、余談というか私のモヤモヤの吐きだしなのですが、、すみません聞いてください。
6~7歳年上の女友達がいます。
彼女は私と違って恋愛が上手な艶やかな女性。
羨ましいなと思いつつ、同じようにできない自分。
ある時「恋愛がうまくいかない」とぼやくとこう言われました。
「ねこばすちゃんは、フェアが好きだもんね。でも、それじゃモテないよ。男性を掌で転がさないと。女の方が賢いんだから、男性を立ててうまく動いてもらうんだよ。」
すごく理解はできました。だけど、納得はいきませんでした。
私は私だし、賢いんだったら賢いままでいいじゃん。
反射的に思ったそれが、やっぱり私の価値観なのでしょうね。
誰だって褒められるのは好きだし、立てられたいという願望もあります。
だけど、少なくとも「立てられる」のは仕事の関係の中でいいと思うのですね。
マンツーマンの関係の中で一生それを続けていくのは、正直無理。
こんな考えを持っている私は、現代日本では「生涯独身」になるべくしてなるのでしょうね。
因みに、友人は続けて言いました。
「私は男女差別主義者ではなくて、男女区別者なの」
その違いってなんだ?
私には分かりません。
こういったことを書いていると
●実際男性の方が稼いでいるから
●男女で得意なことが違うから
●女性が打算的だから
●男性は単純な生き物だから
●フェミニストうざい
などの意見が必ず出ますが、それも蓄積されてきた「男女へのレッテル」だろうなと思います。
男女の賃金差は能力差というよりも社会の構造の方に問題があるわけですし、男女に違いがあるのはそりゃ当然ですが、その上でフェアに付き合っていきたいだけなのに、なかなかそうはならない。
それに、実際のところ結婚生活って決してラクじゃないじゃないですか。
最も密な人間関係であり、それが破綻したとしてもなかったことにするのは大変。子どもがいたらなかったことにはできない。
だから、男性を立てて上手に操縦し結婚生活を円満に続けている人がいるとしたら、その能力と精神力の高さを私は尊敬します。
それをしないでもフェアな関係でパートナーとして結婚生活を営んでいるカップルのことは、心底羨ましいと思います(笑)
それが私にはできる気がしないので、独身でいます。
婚活はしていません。
結局、ラクな生き方を選択しているのは、単身者の私なのでしょうね。
それはそれでいいんじゃん。
それでは、また。