通勤訓練日誌その9
昨日あったことは書かねばなるまい。
正直、自分の独善性やバイアスその他ものすごく晒すのに勇気がいることなのだけど、書かずにはいられないと思うので、書く。
<昨日の出来事>
・11時からの古巣のMTGにしれっと参加。座って話を聞いているだけだけれど、何人かはよいリアクションをくれた。このきっかけで、今日明日とランチの相手はみつかったし、一部ではいるなーぐらいには思わせられたと思う。
・退職する同僚とランチ。入社以来、同じく元金融、年齢も1つ違い、同じアドバイザーきっかけの入社と共通項が多く、最初1年は同じチームでやっていたこともあり、付かず離れずの仲だった。家庭事情から辞めて次をのんびり探すとのことで、家が近いので今後はご近所さんでー、という感じで終わった。よい時間。
そのまま帰宅してスパイディー。DLCは3本目のストーリー途中。2本目まではトロコン100%達成。
<昨日あったしんどかったこと>
昨日、パートナーが帰ってきて夕食時に、ある企画に参加することになったと聞いた。
ベンチャー気質、新卒文化の根強いこの会社では、未だに3ヶ月に一度のキックオフ(部や会社の業績報告と方針説明;社員向け)が実施されている。そのたびに、前座として「コンテンツ」と呼ばれる愚にもつかない催しが行われる。だいたいテレビのバラエティ番組に出ている芸人とかをパロったもので、元ネタがわからない人間からすると、もはや不快感しかない。
(そもそもバラエティ番組がいじめや生きづらさを生む諸悪の根源だと思っているので、そういうものを嬉々としてやる文化は理解できないし理解したくもない)
キックオフの運営に関するアンケートにも毎回取りやめて、より事業報告や方針の件について詳細な説明をする時間を設けるよう、書いているものの、反映される気配はない。
会社自体は、人も含め好きなのだけど、そういう点だけは大っ嫌いで、最近はわざとキックオフに遅れて行って見なくて済むようにしている(大人な対応ができるようになったものだと思う)。
で、パートナーがそれに出ることになったという話を聞かされたのだ。
驚くほど一瞬に、鬱が飛びついてきて、吐き気と嗚咽と過呼吸に陥った。
パートナーも私が嫌がるかな、とは思いつつ、そこまで拒否反応を示すとも思わなかったらしく、ものすごく心配をかけた。
とりあえずキックオフの日は病欠なりなんなりでさぼると伝えたが、頭の中ではやっぱり復帰はやめよう、会社ごとやめてしまえという声がこだましていた。
10のうち、9好きでも、1、ものすごく嫌いなことがあると、ちゃぶ台をひっくり返したくなる潔癖症ともいうべき性向が、自分を鬱に追い込む原因だと、よくわかった。でも、コントロールができる状況ではなかった。
パートナーと話し合って、企画への出演を取り下げてもらうことになった(そもそも本人もでたいわけではなく、頼み込まれて断りきれずだったとのこと)。
その過程で、私の話は出してよい、という話もした。ちなみにその後20数年ぶりに鮮血の鼻血が止まらなくなり、貧血でそのまま寝てしまった。
朝起きても、貧血気味なのは変わらない。
<もやもやしていること>
自分の言わば好き嫌いでパートナーの言動を縛ってしまったことに物凄い罪悪感を覚えるし、自分の中での「一般的な」部分が「たかがその程度のことで???」と嘲笑している。それもしんどい。
でも、嫌いなものは嫌いだし、認めたくないものは認めたくない。だから、できる限り目に入らないように、意識に登らないようにしていた。それは、ゴキブリが家の中にたしかにいると確信しつつ、姿が見えていなければいないのと同じだと言い聞かせているような感覚。
キックオフの企画メンバーに悪気がないことは重々承知である(人としては、彼らも好きだ)。ただ、彼らは「あっち側」の人間で、どれほど言葉を尽くしても、たぶん私の心は理解できないと思う。
理解してもらわなくたって構わないが、ほっといてほしいという気持ちすら、押さえ込まねばならないだろうか???
<今のところ自分で腹落ちしている考え方>
パートナーは私との関係を一番に考えてくれているし、それとは別軸で我は必ず突き通すタイプなので、私がいくら駄々こねたところで、好きなことであれば行動は変えないはずという信頼がある(完全に頼り切るには自分が信じられないので100%の信頼ではないけれど)。
だから、今回の件はわがままだけれど、大したわがままじゃない。
そして、私はプロの占い師曰く人の数千倍感受性が強いらしく、1つの情報のインプットに対し、五感すべてが反応するタチ(らしい。思考回路が最適かされて圧縮されているので、自分ではなかなか気づけない)なので、人一倍繊細だとお墨付きをもらっている。
なにより、本来判断軸は快・不快でしかなく、不快な部分にいると一気にメンタルをやられるタチとのこと。
だから、自己防衛も含めて不快なものにどんどんNOと言っていこうと思っている。
今回の件は、ほんと他人から見たら意味不明な駄々でしかないと思う。
私は何もしないのだ。見なければいい、という話だけど、出る以上はパートナーも私にみて欲しかったようなことも漏らしていたけれど、それを選択するのは私だし、どう考えても私の要求でパートナーが企画にでないことは意味がわからない。
鬱だの体調不良だのと言っても、そこも含めて、意味がわからない。
ただ、パートナーを自分の所属品のような扱いをして、だから違う色に染まるのが嫌だっただけじゃないか、という話になる。
もうそうなってくるよ世の中全てから叩かれても文句は言えないし、他人の事例なら私も意味不明と突き放す気もする。
それでも、ここに書くのは、理解して欲しいからじゃなくて、自分の意思決定が自分の中の最適解であったことを確認するためだ。
今日、ちゃんと「出勤」できたのも、それがなされたからだと思う。そうでなければ、おそらく企画メンバーをどう潰すかみたいな半沢直樹病じみた思考にずぶずぶはまっていただろう。
今朝は来る時点で初日とは質の違う吐き気と息が詰まるのを感じた。本当に、呼吸が苦しかった。
でも、足が動くから来たし、来てみてこれを書いていれば自然とニュートラルに戻っていった。
だから、ちゃんと胸の内を吐き出すのは大事だと思う。
これを公開しなくてもいい気もするけど、どこかでたぶん、肯定されたいと思うから公開するんだと思う。
ほんと、ただ意味不明。
あー、すっきりした。
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