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フラフ
久々に高知あるあるネタで。「フラフ?それ美味しいの?」なんて聞く高知県民はいないでしょうね。5月の空にこいのぼりと共に掲げられる、大漁旗のようなもの。高知県内東部を中心にフラフ文化があると言われる。
これを見ると、ああ夏が来るなと清々しい気持ちになる。語源は「旗→フラッグ→フラフ」らしい。
オーソドックスな那須与一みたいな武者絵から、金太郎に桃太郎、はてはキャラクター物まで、絵柄はバラエティに富んでいる。子どもの名前を入れるなど、オリジナルのフラフも多い。
鮮やかに染め抜かれたこのフラフ。聞くところによると、ウン十万円もするとか。立派なこいのぼりとフラフがいくつも並んでいる家を見ると、ついつい金勘定をしたくなるのは貧乏人の悲しい性で。
さらに最近のキラキラネーム(死語)が入っていたりすると、頭の中で読み方のクイズ大会が始まってしまう。
結局分からずモヤモヤしたままフラフの季節は終わり、また翌年同じモヤモヤを抱えてしまう羽目になったりするのは私だけ?
ところで、こいのぼりといえば。支柱に対して平行に掲げるのが当然だと思っていませんか。要するに上から吹き流し、真鯉、緋鯉…のような縦並び。
これが幡多から愛媛県の山中に行くと、なんとメザシのような横並びになっているのだ。全国的にも珍しいこいのぼりの揚げ方だと思うが、このような風習もやがて廃れていくのだろうか。
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