kedama

Canon EOSKiss X50

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最近の記事

星と太陽

ぽかぽかお日様晴れ模様 僕は野原に寝そべって空を眺める 空を指でなぞる 上から下へまっすぐおろす なぞったとおりに空が割れる ぱっくりとした割れ目から星空が溢れる 溢れはしない ただ、奥で煌めくだけ ちかちか瞬いて今にも飲み込まれそうになる また空を指でなぞる 下から上に割れ目をなぞる ほら、もとどおり きらきらお星様 お月様もこんばんわ 空を指でなぞる 上から下へまっすぐおろす なぞったとおりに空が割れる ぱっくりとした割れ目からお日様が覗く こっちへは来ない

    • 何を考えても答えなんて見つからないから 何も考えず、ずっと自分の側にいる それだけでいい

      • コーヒーと砂糖

        毎日一緒にいるから わからなくなってた 一緒にのんだ美味しい飲み物 新幹線で食べたドーナツ 全部全部普通だったから わからなくなっていたんだ 馴染んで心地よくなっていた 君の痛みに全然気づいてあげられなかった 君のこと、誰よりも理解していたはずなのに おかしいな 今更遅いんだろうな 君の面倒見のいいところに甘えて しつこく言えば大丈夫だなんて思ったけど 君が可愛く笑うから 僕も微笑むしかなかったんだ 困らせることはしないから 君のこと一番わかっているから、わかっ

        • あるドラマを想って。 ーーー 輪郭のぼやけた光が薄いカーテンからこぼれる どこか寂しい鼻先をしたあなた どうか、私をみて 指先の温度は嘘をつかない 手をかざすと 熱くて咄嗟に手を払ってしまった冬の夜 熱さそのまま飲み込んで私の光になったのは いつの日か あの時眺めた雲は形を変え、星空に飲まれた 流れる星を辿った指も今は冷たくなってしまった あぁ、花が咲いてしまう 蕾が膨らんで瞳を集める あなたに拾って欲しくて落とした 確かな記憶のかけら 遠く空を見つめる貴方は気づ

          熟し切った桃を食べた。 桃は昨日の夜買ったものだ。 盆入りで、いつもより高い桃が並ぶ中、おつとめ品で一個だけ残ってた。 既に皮は全体的に黒ずんでいて、冷蔵庫で保管していたものの、冷蔵庫に面してる部分は桃自身の重みで少し潰れていた。 チーズと一緒に食べたくて、チーズも買っていたが、触るだけで皮が剥けるから思わずシンクの上で剥くだけ剥いてそのままかぶりつく。 皮も黒ずんでいたが、果肉も繊維に沿って茶みが広がり、気にする人は食べれないくらいだ。 味は熟し切っていて舌にすこし痺れを感

          友の覚悟、臆病な心

          ある日の出来事。たわいのない話をしていた日曜日の午後2時40分。ランチを食べ終えた私たちは、喫茶店に移動していた。 ランチで話し足りなかった職場の話や自分たちの周りのあれこれ。いつもと同じ話も時間が深まるごとに言葉のラリーが早くなってくる。 その流れだった。友が好きなことの話をした。 やりたいことがあったが、踏み出すか迷っていたこと。踏み出したこと。行動に移したことを後悔していないこと。私はこれが好きであると堂々と言えること。今の日常がとても満ち足りてること。 途中からだろう

          友の覚悟、臆病な心

          コンビニで出会った本 喫茶店で一気に流し込む ページを捲るたびに、自分の輪郭が鮮明になるのがわかる。 まだ私の感性は息を吸うことができたし、水を飲むことができたんだな。

          コンビニで出会った本 喫茶店で一気に流し込む ページを捲るたびに、自分の輪郭が鮮明になるのがわかる。 まだ私の感性は息を吸うことができたし、水を飲むことができたんだな。

          アスファルトの反射が眩しくて上を向いた、 曇った青空が憂鬱な気持ちを掻き立てる。 あぁ、疲れた。そんなことを言いながら、今日も自然の色に励まされるのだ。

          アスファルトの反射が眩しくて上を向いた、 曇った青空が憂鬱な気持ちを掻き立てる。 あぁ、疲れた。そんなことを言いながら、今日も自然の色に励まされるのだ。

          今日は思ってもいないことを言ってしまった 普段思ってないことだから口に出しやすかったんだ

          今日は思ってもいないことを言ってしまった 普段思ってないことだから口に出しやすかったんだ

          limit

          ただ、いい思い出にしていたいだけなのに それは引き出しにしまっておきたいのではない いつも指輪みたいに目に見えるところに身につけて、自分の勇気や気持ちとリンクさせたいだけなのに 過去はなきものとして忘れようとしえ 決して時は進まないのだ、という仮定に閉じ込められて ただ、自由に在りたい 砂は何をしても落ちていくのだから

          春になると思い出す

          東京の春はいつから来るのだろう。 3月、東北の春はまだ後ろ髪くらいしか掴めない。たまに差す強い日差しも暖かさを感じるのは室内だけだ。外に出ると油断した首元から冷たい風が入り込み、身体を芯から冷やしてくる。 卒業式、始業式も冬物のコートは手放せない。中に着込む肌着の枚数だけが少し軽くなる。 やっと訪れたと思った春は、長い時間をかけて膨らんだ桜の蕾を一瞬で風で舞い散らす。 ずっとこう思っていた、春は慌ただしくて嫌いだ。 少しでも早く春が過ぎ去って油断せず暖かさを享受できる季節に

          春になると思い出す

          音楽に救われたと思えるほど、回復した自分の気持ちに安堵する。

          音楽に救われたと思えるほど、回復した自分の気持ちに安堵する。

          mirage

          オーラが溢れる女性なりたい。 街を歩いていると、歩くというより、闊歩している、という言葉が似合う女性に見惚れる。 細いヒールで前だけを見て簡単に歩く女性はどうしてこう美しいのか。 人の悩みや抱えているものというのは目に見えないし、決して理解できるものではないというのは世の常だが、どうも私からは無敵に見えてしまう。 思い出したくもない辛い過去すらも振り返ることはないように見えるからこそ、美しいのか。 そもそもの前提として、辛い過去がある、という定義をしているところもポイント

          どんな傷も寒かったり夜になると軋んで痛み出す。あっためて、眠るほかはない。じっくり痛いところを煮つめてコトコト…コトコト… 明日の朝にはすっかり灰汁も取れるでしょう。

          どんな傷も寒かったり夜になると軋んで痛み出す。あっためて、眠るほかはない。じっくり痛いところを煮つめてコトコト…コトコト… 明日の朝にはすっかり灰汁も取れるでしょう。

          落ち込む。 落ち込む時は足りない物が多い 時間にお金、余裕もない 窓の外を見ていたはずの視線もいつのまにか爪先まで下がっていて 周りのみんなが羨ましくなる。 けど、今がそういう時だと割り切るしかない。じっと耐えて寝ていればいつのまにか雪は溶け、鳥が歌い、花が香る。耐え忍ぶのだ。

          落ち込む。 落ち込む時は足りない物が多い 時間にお金、余裕もない 窓の外を見ていたはずの視線もいつのまにか爪先まで下がっていて 周りのみんなが羨ましくなる。 けど、今がそういう時だと割り切るしかない。じっと耐えて寝ていればいつのまにか雪は溶け、鳥が歌い、花が香る。耐え忍ぶのだ。