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社会人大学院の社費派遣を勝ち取るための暗黒のTips【社会人博士 /MBA /MOTを対象として】

近年一種のムーブメントとなっている社会人博士

会社で働きながら大学院に同時に通い、深夜休日を投げうって論文を書き、学位取得にまい進する。
この世の地獄と見まごう程の激務激務の果てに得られる卒業証書という紙っぺら。

果たしてこの紙切れにそれほどの労力をかける価値があるのか。
果たして社会人博士とは何だったのか。

私が今ここに一つの答えを出します。
社会人博士の価値は、地獄を潜り抜けることで変貌するその鋼のメンタルにある。
あえて言おう。社会人博士課程の価値はその人格強制プロセスにあると。


こんにちは。社会人大学院の地獄を語り続けてここまで来ました。
社会人の身でありながら、工学博士課程とMOTを同時に履修し、深夜と土日を潰し、数少ない日曜祝日は妻と子供のための家族サービスに当てるという生活を乗り越えたNekoaceです。

このnoteは社会人博士課程の企業派遣を勝ち取り地獄の日々(前述)を経て幸せな博士持ち研究職としての生活を謳歌しているNekoaceが送る
「企業派遣を勝ち取って博士持ち技術者になるためにガチで言いずらいことも全部書いたゴリゴリの武闘派note」
になります。

もし文化系を自認されている方がいたら安心してください。ここで言う武闘派とは武闘家的メンタルのことであって武闘家的フィジカル(筋肉)の事ではありません。
かく言うNekoaceも一般体型です(実際筋肉が解決してくれる諸問題も世の中には多いので筋トレ自体はおススメしておきます)。

ということでとりあえずおススメのプロテイン貼っときます(何故)。バナナがいいですバナナが。



本題に戻りましょう。

社会人博士って本当に増えているのか?と疑問を持つ方もいるでしょうけれど、内閣府が出しているこちらの資料によると、社会人博士は
2001年:約11000人 → 2011年:約27000人 → 2018年:約33000人
と増え続けています。

これまで博士学生向けのコンテンツを書いてきましたが(↓代表例)、


今回、改めて、企業内で社会人博士派遣の制度を勝ち取るためのTips(=コツ)として書かせて頂きます。

個人情報多分に含んだ内容となっています、かつ1.4万字と長めの文章となっていますので有料とさせて頂きますので、その点ご了承ください。

内容としては、以前書いた社内起業の記事(↓)とスタンスは近くなりますが、より、社会人博士、というよりMBAやMOTも含めた社会人大学院派遣に特化した内容とするつもりです。


それではまず、大学院派遣とはどのような制度の事を指すのでしょうか?

会社から派遣されて博士課程/MBA/MOTといった大学院進学するわけですから、会社の命令なので社費(=入学にかかる諸費用は会社持ちとなる場合が多いです(実際は半額だけ社費になるとか、会社による部分は大きいですが)。
また、会社から就業時間の一部を大学での研究活動に当てて良いケースも多いです(これも会社/場合によります)。

これだけ聞くと、大学院派遣はいいことずくめのように見えますね。


それでは、皆さんの会社において、大学院派遣者は周囲からどのような印象を持たれているでしょうか?

大学院派遣制度を活用した当人としては、似た立場になりたい同僚や後輩からは尊敬のまなざしを向けられることも多いですが、先輩/上司中心に厳しい目が向けられるのも事実です。

有りがちな批判としては、
・博士取ったらどうせ辞めるんだろう
・なんであいつが選ばれたんだ
等々が良くあるやつです。


本記事の読者の中には、これから会社の制度を利用して大学院進学したい方、今している方、昔していた方がいるでしょう。

特に、これから進学される方に伝えたいこと。それは

◆周囲の批判にめげるな。
◆博士号を会社のために活かすかどうかはあなた次第。
◆結果で見返せばいい。そのための第一歩だ、学位は。

ということです。


このnoteでは、大学院への社費派遣を勝ち取るまでの苦難の数々のケースとその解消法について出来るだけディープに書きます。

私Nekoaceは自分の経験もありますが、Xやnote発信を元に、これまで様々なケースの大学院派遣を見聞き体験してきました。

そこから得られた共通項をノウハウとしてまとめた記事が本記事です。近い境遇の方、是非参考にして頂けたらと思います。


そろそろ内容に入っていきますが、最近もまた
「社内で自分のやりたいことを実現するためのノウハウ」
本が出ているので共有しておきます。↓

社内でちょっと目立つと叩かれるのがJTC。だからこそ、目立つ方も上手く目立たなければいけません。そのための指南書だと思ってください。(本記事は大学院派遣に対して近いアプローチをとることを推奨します)。


それと、本記事(や、その他SNS)を見てNekoaceにもう少し具体的に話題に関して相談したい場合は、オンラインコーチングも引き受けていますのでこちらも一考ください。


私のブログ「野良研究者の備忘録」から入って頂いて、
PCならサイドバースマートフォンなら記事下のリンクから、
「Coachee」でNekoaceの名前で検索ください。
有償ですが全力で相談に乗らせて頂きます。



また、もしNekoaceの出身大学が知りたい方はこちらにありますので合わせてどうぞ。


それでは、本編に入りますが、ここから先は有料になります。
目次公開しますが、全体的に重めなタイトルになっています。こちら胸やけしない、かつ価値感じて頂ける方、購入いただければと思います。

それでは、楽しんでください。


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