去年と同じ、月曜日の22時に戻っただけ。
週初めの月曜日。
大学は朝一から夜までしっかり。
気持ち切り替えて出勤したら、しっかり働いて、小学生の頃に律儀に守っていた就寝時刻とおなじ形をつくる時計の針を見上げて退勤を打刻。
そうして同じように仕事を終えて出てきたところを捕まえて、缶を片手にどちらからともなくねぎらいあう。
—―― 終電まで、一時間。
今朝、野良猫ちゃんが逃げていかなくて写真とれたよ。
人生間違えたかもしれない不安なのよ、聞いてよ。
ちょっと見てよ、この記事めちゃめちゃおもろくない?
ねぇ今日の仕事の出来最高だったから誉めて?
ささいなことも、大事なことも、ほろ酔いで気兼ねなく吐き出しちゃう。
ありふれた日常の一コマ。
続けられない関係だから。
終わりが来ると、頭では、わかってた。
でも、もしかしたら、とも思ってた。
仕事終わり、一人で職場を後にするのがこんなに孤独だなんて、思っていなかったよ。
寂しさを紛らわすようにいつも一緒に飲んでた酒とことあるごとに買ってもいい?ってかごに入れてきた梅のスナック。自分で選んでレジに持ってく。
いつもと同じ時間、いつもと同じお酒とおつまみ。
でも、一人。
あなたは幸せを掴みに新しい生活をたのしんている。
気を緩めると思わずいつもみたいメッセージを送ろうとしてしまう。
あっ、て気づいてDeleteキー。
いっそ我に返らず気づかないままメッセージ、送っちゃえたらいいのにな。
でも、しない。
あなたはあなたの幸せを満喫してね。
私はこの寂しさも抱えていとおしんで次へ進んで行けるくらいには大人だから。
あなたは覚えてないみたいだけど、始まりは6月だったんだよ。
梅雨の季節。とぎれとぎれに降る雨はまだ戸惑いと落ち着きのなさを残す私の心を映すみたいで。
一年間、ありがとうね。
お互いの新しい世界に、乾杯。
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嬉しすぎて空飛べそうです。焼きプリンを食べます。