昨日も今日も明日もにこにこ
ーーいつもにこにこしていて楽しそうーー
他人にそう評されることがたくさんあります。
特に周りの大人たち。
保育園の連絡帳の先生通信欄は週に一度は「にこにこ」の文字。
小学校6年間の通知表の三行程度の通信欄も、いつだって「いつもにこにこ」。目立たない児童だったから、それくらいしか書くことなかったのかもしれないけれど。
中高は、大好きな先生たちがくれるメッセージにも大体「にこにこしてて~」みたいなことが。
そうして今はバイト先で、出勤すれば必ず今日もにこにこしてる!なんて言われています。
そんなに笑ってるのかなぁ私。そんなににこにこしてるつもりはないのだけれど...。みんな褒め言葉として向けてくれているのは明らかで悪い気はしないはずなのに、正直言うと年を重ねるごとに、まだそれを言われるのか、なんてどこか煩わしくなってしまうのも事実です。
別に嫌いじゃないんですよ、にこにこだねって言われること。
事実、他の人より何でも心の底から楽しめてしまう方だと思うし、関わる人のことは大体好きになるんだから多分ずっと笑ってるんでしょう。そしてそれが私も気分よくて、他人にもよく思われるならもうけもの。
なんだけども、たまーに縛られてしまいます。私にその言葉を向ける人の前ではちょっと辛くてもしんどくても笑顔でいなきゃって心のどこかで思ってしまうのです。ちょっと無表情になると「どうしたの?疲れてるの?なんかあったの?」なんて聞かれるんだからもやもや。
お友達はそういうこと言いません。だって私がずっと笑ってるのと同じくらいの比率でバカみたいによく泣くことも、腹が立つと自分も引くぐらいの口の悪さが露になることも知っているのでね。
無駄に愛想がよくなっちゃう自覚もあります。人が好きだから笑ってる時の95%はほんとに楽しくて笑顔になってるんだろうけども。でもやっぱりね。八方美人みたいじゃないですか。
それでも、きついときに人の前に出て無理にでも口角を上げていたら、表情に引っ張られて気が楽になるのもまた事実で。
だからやっぱり私はにこにこしちゃうんでしょうね。
そんなわけで今日もにこにこ大好きな人たちがいるバイトに行ってきますね。