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簿記2級合格が見えてきた

簿記2級の勉強を始めてから約一ヶ月。
相変わらず勉強を継続中。

数日前に簿記2級の全範囲の学習を終え、本番形式の予想問題の演習に移ったのだが、とりあえずそれから合計で10回分を解いた。
70点で合格なのだが、今のところ勝率は六割(六勝四敗)。
なんとか勝ち越している。

最初は50点にも届かなかったが、徐々に出題の形式にも慣れ、点が取れるようになってきた。
80点以上取れることも時々ある。

なんと、一回だけだが100点も取れた。
まあ、その回の問題が簡単だったからでもあるが、自分でもびっくりした。

今後は、この調子であともう10回分くらい解いて、80点以上を安定して取れる状態に持っていってから受験しようと思っている。
まだ解いていない問題が15回分くらい残っているので、在庫は十分だ。
ひたすら解いていこうと思う。

ただ、簿記2級は一回の試験時間が90分なので、解いた後に解説を読むことまで含めると、一回分終えるのに2時間ほどかかる。
まとまった時間がないとなかなか手を出せない。

ただ私の場合、昼間は職業訓練の授業があるものの、授業は16時には終わるので、時間はそれなりにある。
また、私は夜は早く寝るので、早朝に起きて勉強することが多い。
朝は集中しやすいので、家を出るまでの時間に試験2回分を一気に解いたりもする。

そうして試験の予想問題を解き終わったら、解答を見ながら、わからなかったところをチェックして、要点をノートにまとめる。
たとえば、テキストには出ていなかった論点や、忘れていたポイントなどが原因で失点する場合もあれば、単純に数値の見間違いや文章の読み間違えなどが原因の場合もある。
それらをノートにまとめることで、いつでも、何度でも確認できるようにしているわけだ。

特に、後者のような凡ミスにも私に特有の傾向があって、ノートにまとめておくと注意喚起になる。
何度もノートを見返すことで、「こういうミスに気をつけながら解かねば」という意識が醸成されるのだ。

ただ、最初の頃はノートにびっしり書くことがあったのだが、回を重ねるにつれて、書くことは減っていった。
というのも、わからない論点が一つもなかった回もあったし、ミスらしいミスが発生しないことも増えてきたからだ。
「試験問題への対応力」という意味では、着実に力がついてきているようだ。

また、電卓を見ないで打つ練習も始めた。
今まではずっと、いちいち手元を確認しながら電卓を叩いていた。
だが、昼間の職業訓練で、電卓を見もしないで超高速で叩いている人を見かけ、「そんなことできるの!?」と思ってネットでやり方を調べたのだ。

私の使っている電卓の真ん中にある「5」のボタンには小さな突起がついている。
ここに中指の先端を当てて、手全体を電卓の上に置くとホームポジションが完成する。
あとは、それぞれの指がどの数字を担当するかを自分の中で決め、繰り返し練習するだけだ。

また、もしも効率を考えるなら、電卓を叩く時に利き手とは逆の手で打つようにするのも大事なことだ。
というのも、利き手で電卓を叩いてしまうと、電卓を使うたびにペンを一度置かなければならないからだ。

もちろん、ペンを持ったまま電卓を打つことも不可能ではない。
だが、ペンを持ちながらだと数字が打ちにくくなるし、誤ってペンが他の数字を押してしまう可能性もある。

それゆえ、利き手はペンを持って書くことに集中し、反対の手で電卓を叩くことが大きな意味を持つ。
それによって、ペンは電卓に邪魔されず、電卓はペンに邪魔されなくなる。
作業を両手に配分することで、作業効率がアップするのだ。

それを思うと、これまでの私は無駄の多いやり方をしていた。
電卓を使うたびにペンを置いたり持ち直したりしていたし、紙に書かれた数字と電卓に移った数字の間を何度も視線が往復していた。

簿記2級は、問題が難しい回に当たると、試験時間がカツカツになる。
時間は少しでも節約したい。
そのためにも、電卓の使い方を改めることが必要だ。

私の場合は右利きなので、左手で電卓を叩くことになるわけだが、最初は手が引きつってしまい、うまく打てなかった。
だが、練習を重ねることで、徐々に慣れつつある。
打った数字が合っているか不安で電卓のほうを確認することも時々あるが、それでも右手がフリーになったことで作業効率はかなりアップした。

もっと慣れると、パソコンのブラインドタッチと同じで、数字の位置を指が覚え、感覚的に打てるようになるらしい。
だが、私はまだ頭の中で数字の配列を思い浮かべながら打っているので、そこまでスピードは出せない。
もっと習熟するためには、練習あるのみだ。

いずれにせよ、ペンを何度も持ったり置いたりしていると集中力も途切れやすいので、簿記を受験する人は利き手と逆の手で電卓を打つ練習はしておいたほうがいいと思う。
私もできることならもっと早くこの技術の存在を知りたかったが、まあ、受験前にわかっただけでもよしとしよう。

そんなわけで、簿記2級合格が徐々に視界に入ってきた。
この調子で勉強を続けていこうと思う。