日商簿記は「簡単な資格」ではない!
今日は一日休みだったので、家でひたすら簿記2級の試験問題を解いていた。
全部で5回分を解き、最初の4回は全部合格点が取れたのだが、最後の一回がやたら難しかった。
「知らない論点が出た」とかいうわけではなかったのだが、問題の状況設定が複雑で理解しにくかったり、解答を導き出すための計算がたくさん必要で、電卓を打ち間違わないようにいつもより神経を使ったりした。
また、長時間の勉強で集中力も切れており、余計に頭の中がこんがらがって、わけがわからなくなってしまった。
結局、その最後の一回は途中でやめて、休憩後に解説を見て、もう一度頭から解き直した。
それでもかなり難しく、全部解き終わったのは試験終了時間ぎりぎりだった。
得点は88点だったが、解説を見てからすぐ解き直したので、あまり当てにはならないだろう。
人間が作った試験である以上、難易度のブレがあるのは仕方ないことだが、簿記2級は昔から回によって難易の差が激しいことで有名だ。
過去のデータによると、簿記2級の平均合格率は約20%ほどだが、回によって30~40%近くまで高くなる時もあれば、中には10%を切った回もある。
予想問題集では安定して合格点が取れていても、本番で難しい回に当たってしまったら、どうなるかわかったものではないわけだ。
というか、平均合格率自体が20%ほどということで、簿記2級は決して「簡単」な試験ではない。
世の中には、「簿記3級は誰でも取れる。簿記2級はちょっと勉強すれば取れる」という考えを持っている人もいるが、そんなことはまったくないのだ。
そもそも、簿記3級だって合格率はだいたい40%ほどなので、二人に一人も受かっていない。
また、簿記3級の合格にはだいたい100時間ほどの勉強が必要と言われており、簿記3級に何度も落ち続けている人もいると聞く。
確かに簿記3級は簿記2級に比べればかなり簡単だとは思うが、だからと言って決して「誰でも取れる資格」ではないのだ。
ともあれ、2級の合格点を安定して取れるようにはなってきた。
だが、やはり先にも書いた通り、本番でやたら難しい問題にあたってしまった場合、どこまで対応できるかわからない不安は残っている。
たとえ難問とぶつかった場合でも落ち着いて対処できるよう、さらに問題演習を積んでいこうと思う。