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帰ってきた連結会計

むずい。

2日ほど前から簿記1級の連結会計を勉強しているのだが、難しすぎる。
講義動画の解説を聞いてもよく理解できず、基本的な例題さえ解けない。

以前は、「1級の連結会計楽しみだなー」とかこのnoteで書いていたが、なめてたね。

やはり1級は2級とは違う。
実際に1級の問題を解く中で、「2級ではいかに簡単な範囲でしか連結会計に触れていなかったか」ということを痛感した。
オレはしょせんは、安全な籠の中で守られている小鳥だったのか(って、何言ってんだ)。

2級の連結会計では最初は苦戦したものの、最終的にはちゃんとわかるようになった。
試験問題を解く時も、丁寧に情報を拾ってタイムテーブルを書けば、連結会計の大問で満点を取るのもそう難しくはなかった。

それゆえに、私は思い上がっていた。
「これなら、1級の連結もいけるんじゃね?」と考えてしまったのだ。

だが、それは甘かった。
マックスコーヒーくらいに甘かった(って、通じないか)。

思い上がっていて、すみませんでした。
わかりません、解けません。

ということで、1級の連結会計に苦戦中だ。
ここまで1級の学習は割と順調に進んできたので、このままクリアできるかとも思ったが、やはりそう簡単にはいかないようだ。

あまりにもむずすぎる。
夢に出そうだ。

だが、今の時点で連結会計を理解することには、あまりこだわりすぎないようにしようと思っている。

なにしろ、まだテキストの1周目なのだ。
完璧に理解できることばかりではないし、解けない問題があっても仕方ない。

これまでは、なるべく全ての論点について解説を理解してから進み、練習問題も一つずつきちんと解いてきた。
だが、連結会計についてだけはその方針を変えようと思う。
応用論点とか重要度の低い論点とかについては、ひとまず思い切ってスキップすることにした。

連結会計について「全部理解して解こう」と思っていたら、どれだけ時間がかかるかわからない。
今は、少しでも早く1周目を終えて全体像を把握することが急務なのだ。

そもそも「今の時点ですべて理解しよう」というのは傲慢な考えとも言える。
なぜならそれは裏を返せば「理解しようと思えば、今の自分にも理解できる」と思っているということだからだ。

どんな勇者もレベルが足りなければ魔王(連結会計)は倒せない。
「今の自分」がレベル不足なら、どれだけ「理解しよう」と頑張ったところで、理解することは不可能なのだ。

そして、実際にレベルアップするためには、地道に復習を繰り返し、多くの問題に触れていくしかない。
1周目でまだ全体像さえわかっていない今の段階では、多くを求めず、飛ばせるところは飛ばしていくことも一つの戦略だろう。

魔王打倒(連結会計習得)は2周目以降の自分に託す。
1周目が終われば、「強くてニューゲーム」で2周目を始めることができる。
そうして周回を繰り返すことで、いつかは魔王を倒すのだ。

ゲームだったら、魔王を倒して「全クリ」しないと「強くてニューゲーム」はできないかもしれない。
だが、資格の勉強においては、魔王を倒すのは周回してからでもいい。

ということで、「連結会計め、覚えてろよ」と子悪党みたいな捨て台詞を吐きながら、半分くらいは論点をスキップしつつ学習を進めている。

「いつか、ちゃんと解けるようになってやるぞ」

勇者はそう心に誓ったのであった。