『糖尿病の治し方』?ー1 眠剤
「眠剤いりませんか?」 入院中、看護師さんから何度も聞かれた。
「いえ、いりません」 そのたびごとにことわった。
眠剤にせよ、アルコールにせよ、覚せい剤にせよ、抗うつ薬にせよ、
抗不安薬にせよ、精神に作用する系の薬物はアブナイ。
私の知人で、クリニックで睡眠剤をもらって、それが引き金になって
精神をヤラレた(一時的にうつになった)知人がいる。
そんなわけなので、入院間もなくの頃、体が死にかけてるせいなのか、
一日3時間ぐらいしか寝なくて平気な精神状態が続いたので
(ハイ状態?)、やたらと看護師さんから眠剤をススメられた。
(『はやく寝なさい」的な…?)
多分、よかれと思ってススメてくれてるんだろうけれども、眠剤は
アブナイ側面もあるので、軽々しくススメてもらいたくない。
いつだったか、相部屋のおっちゃんが看護師さんから眠剤をもらって
飲んでいた。(私は私で必死だったし、無粋だと思ったので何も
いわなかったが…) アレはアレでよかったのだろうか?
後日、知り合った主治医のO森先生と、O森先生が医師になった
経緯について話していた時、興味があったので、ついでに眠剤について
聞いてみた。 「O森先生は眠剤について、どう思われますか?」
ダメ元で聞いてみたら、「私は眠剤については反対です」と意外な
答え。
やっぱり、医師の方でも意見はいろいろなのだ。 医療に絶対はない。
医療を受ける患者の側も、そこらへんは分かっといた方がいい。
自分の体を守るのは、基本自分なわけなので。
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