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猫宮
2021年11月7日 23:16
窓の向こう、もう夏が近いにも関わらず早めに夜の帳の落ちた暗い世界から、雨粒の叩きつける音がしていた。君が貸してくれた傘半分は、僕と君の体を雨から守るには小さすぎて、肩が冷たい。 「お前今日の降水確率見てなかったの?」と、君が不機嫌そうな声で傘に入れてくれたのを思い出して、なんだか溜息が出た。 君は、くだらないことでよく怒る。 傘を忘れたら「天気予報見てないの」と怒る 課題をしないで