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(旅レポ)宇都宮LRTに乗って烏山に行こう

このレポは2023年1月に乗車した時の記事です

宇都宮LRTは2023年8月26日にようやく開業。

路線は宇都宮駅東口から芳賀・高根沢工業団地までの1本線。
ただ、行って戻って来るのはなんか勿体ない。
北上すれば烏山線があるのでどうにかバスで乗り継ぎできないだろうか?
悪友と悪乗りして計画して実行した乗り鉄のレポートです。

計画

HPを見ると「芳賀町工業団地管理センター前」から茂木行きのバスが出ている。
しかもレアなJR路線バスだ。
茂木駅まで行くので真岡鐵道には簡単にアクセスできる。
しかも13時台の便に乗れば「SLもおか号」に間に合う。

しかし、そこから先の茂木駅から烏山駅の路線バスはすでに廃止されてしまっている。
真岡鐵道ルートで帰るのも悪くはないけどなんとかならないものか。
やっぱり烏山線の新型電車バッテリー駆動の乗り心地も気になる。

田舎が芳賀地方なので地の利を活かして調べていたら親戚から市貝から烏山に出てるバスがあるとの超有益な情報を得た。
さっそく調べてみると、、、
民営ではなく那須烏山市営バス(以下市営バスと称す)が市貝温泉から烏山駅まで走っている。
ただJRバスとの重複区間がわからない。
市営バスの経路情報がないからだ。
市貝温泉→市塙駅とあるだけで道路は複数ルートがあるので特定できない。
しかし市貝温泉入口までは1ルートしかなくここでJRバスと重複するのは確実なのでここで乗り換えができそう。
また、市営バスは自由乗降区間なのでバス停でなくてもどこでも手を上げれば乗車できる。
もし、失敗したら市貝温泉に入るかJRバスで真岡鐵道に乗るか宇都宮LRTに戻るかリカバリできるのでドコにもいけなくなり孤立することにはならずに済みそう。

まあ不安はいろいろあるけど行けばなんとかなるだろう!でデッパツ進行!

実行

2024年1月某日

前半の宇都宮LRTの初乗り完乗はトラブルもなく終わったので省略しますw
ちなみに一日乗車券を使ったけど買うのにはクセがある。
まず車内販売はしていない。
手軽に買える窓口売り場は「宇都宮駅東口帝拳売り場」は9時から販売開始なので始発や早朝から使いたい場合は前日までに買っておく必要がある。
(2025/01現在では宇都宮東ホテルにて6時から買えるが餃子付き券は販売していない。)

宇都宮LRT一日乗車券 表面
宇都宮LRT一日乗車券 裏面

さて、午前中は乗りつぶし完乗したり見どころを適当に撮影していざ烏山へ。

芳賀町工業団地管理センター前で下車して斜向かいの大きな時計台を目指してバス乗り場に。

芳賀町工業団地管理センター前のターミナル

横断歩道を2回渡るため乗り継ぎ時間余裕を持ちたい。
自分たちは早めについて交差点内をカーブ走行しているLRTを撮影。
通過する車は企業送迎バスが意外と多い。

ここのバス乗り場の施設名称は「芳賀町工業団地トランジットセンター」。
バス停が2箇所ターミナルになっていてトイレもあり人権がある。
待合所もあり空調が効いているのでバス待ちのストレスは軽減できそう。
向かいの施設の建物には飲み物の自販機もある。
当然ながら大規模な工業団地の一角なのでコンビニはない。
バス停からは見えないが施設の少し離れた場所にパーク&ライド用の無料駐車場がある。

青と白の茂木駅行きJRバスがロータリー内に到着。
近くにあるバス営業所から来てるらしい。
始発バス停なので遅れの心配はないね。
だけど、バスは発車時間ギリギリになってバス停にやってきて慌ただしく皆乗り込んだ。
とは言っても乗客すべて10人に満たない。

茂木駅行きJRバス

13:35定刻発車。
工業団地をすぎると田園地帯になる。
が、季節柄稲の切り株と枯れ草のわびしい光景が続く。
祖母井(うばがい・読みにくい)の町中を抜け丘陵地帯となり上り坂を上がったところで「市貝温泉入口」に到着。
乗客はすでに数人で下車するのは自分たちだけ。

JRバス 市貝温泉口バス停を宇都宮・祖母井方面を見る

ここのバス停ポールはステンレスの眩しい光を放っているが屋根はサビだらけ。
大きさからそここその利用客があったのだろう。

すぐ近くにある信号付きの交差点「町営市貝温泉口」の右手の市貝温泉方面から市営バスがやってくるはずだ。
そして、この交差点で右折して茂木方面に向かうはず。
念の為市営バス停などルートを特定できるようなモノを探しても見つからない。
自由乗降区間なのでバス停はないなのだけど初めての路線で経路も曖昧なので不安が高まる。
JRバスの通る県道上で市営バスを止めるのは憚れるので市貝温泉寄りの路上で待つことにした。

14:05市営バスが手前で始発の市貝温泉を出発したはずだ。
ここまで1キロ徒歩で10分ほどなので2〜3分程で到着する距離。
14:07不安の中、並木の中からやっとバスが現れた。

眼の前に止まった市営バス

意外と小さい、、、マイクロバス!?
全面に大きく「市塙黒田烏山線」と大きく書かれてるので間違いない。
大きく手を振って乗車意思を大きくアピール!
眼の前に無事停車。
悪友と乗り込み1シートに一人づつ陣取る。
他に乗客はいない。
つまり貸し切りだ。
運転手は自分達が乗車してきたことに驚いているがすぐに発車して「町営市貝温泉
口」の交差点を予想通り右折した。

町営市貝温泉口交差点の見取り図

市営バスはほぼ予想通りのルートを通り市塙駅に着くが乗降なし。
多分、市塙駅入口までJRバスとの重複区間だろう。
小さな駅前ロータリーを発車して来たルートを戻り「市塙」交差点を右折して北上。
ここでJRバスとの重複区間から離れる。
賑わいのある「道の駅いちかい」も乗降無しで発車。

丘陵地帯をのんびり走りながら北上。
自分が馴染みが深い杉山を過ぎてR294に入り烏山市街地へ。
空いている商店街を進んで烏山駅に到着。
下車したのは自分たちのみ。
まさか自分たち以外の乗降はゼロ!
平日とはいえ驚いた。
ちなみに運賃は。820円

市営バス烏山駅前バス停


降ろされたバス停の眼の前に広い空き地が空いているがかつてここには国鉄時代からのバス営業所とバス車庫があった。

烏山線の発車は15:38と1時間40分ほどある。
特にすることもないので駅前を散策する
駅から駅前通りを進むとすぐ左側に焼き鮎が売っている。
炭で焼いているので美味しそうだが注文を受けてから焼き始めるので散策する前に注文しておくと良いだろう。
また駅前から見て左側の商店は蕎麦屋があったがコロナで閉店したようだ。
いつか訪問しようと思っていたら遅かった。
ちなみに駅から10分ほどにある「菓子工房 SHIMADAYA」は美味しい洋菓子があるのでここでおやつを買って店舗向かいの休憩ハウスでのんびと食事ができる貴重な癒し空間がありおやつタイムをとることができた。
駅に戻るとすでに電車もどき停車しておりパンタを上げて充電している。
停車中に車内のバッテリーを充電して走行中はモーターで宝積寺まで走ることが出来て技術の進歩に改めて感動した。
線路先端の電車充電用変電設備や貨物扱いホーム跡などウオッチして駅に戻る。
少し前までは機回し線があって「烏山山あげ祭号」の祭りに合わせて臨時列車が運転。
その中でも注目したのは2006年と2007年の2回だけ上野から烏山までDD51とノーマル12系5両編成が運行されていたが撮らずじまいで終了してしまった。
参考→烏山山あげ祭り号と烏山線客車鈍行  (2007年)

烏山線烏山駅 架線は停車位置のみ設置

発車時間になりいつもの戸締まりアラームとモーター音で軽やかに発車。
軽い足取りで宝積寺に到着。
本数が激減した宇都宮以北区間の宇都宮行き普電に乗り換え。
宇都宮駅で貴重なホーム上立ち食いそばでかけそばを食して帰路についた。


後日補足

バスのダイヤは令和6年4月に変更になってるので注意を。
市営バスはマイクロバス(中型バス)の故障でハイエースになってるとの事。

市営バス烏山駅前バス停


バス路線運行地図がネット公開されてたのでJRバスと市営バスの重複区間がわかりやすくなりました。
市営バス路線=市塙駅と道の駅いちかいはそれぞれ盲腸線になっているのがわかる。

宇都宮LRT「芳賀町工業団地管理センター前」案内の接続バスマップ←直リンク

宇都宮LRT「各停留所バス接続」から芳賀町工業団地管理センター前

市営バス運行状況(烏山高部線・市塙黒田烏山線)


宇都宮LRTの一日乗車券にバス無料チケット付きになった。
餃子券付きや芳賀ロマンの湯券付きもある。
販売場所が増えた。

付録写真


芳賀町工業団地管理センター前 2番乗場案内バスその1
芳賀町工業団地管理センター前 2番乗場案内バスその2
市営バス 烏山駅前バス停案内板


旅行時のバス時刻メモ



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