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ヒューマン・スキル

人より長めの学生時代を終えて、もうすぐ節目の年となる。
得意なこと、苦手なこと、自分なりにチャレンジしたことがたくさんあったつもりだけど、それはあくまでも個人内の話である。
世の先輩たちと比較するとまだまだ若輩者だ。

そう、自分には誇れる経験は本当に何もない。

小さい頃から割と鼻持ちならないタイプの人間だったと思う。
やらなきゃいけないことは比較的一生懸命取り組んできたと思うし、結果が伴うようにできる限りの努力をしてきた。
生来の要領の良さ(!?)も相まって、今自分に生じている全てのことは、努力で勝ち取ってきたことがほとんどだと思っていた。

実際には、全然そんなことなかった。

マジで上には上がいる。逆立ちしても生まれ変わっても敵わん人がめちゃくちゃたくさんいる!!!!!
自分はちょっとだけ運がよくて、周囲の環境に恵まれていただけ!!!

こんなに当たり前だけど認めるのはちょっとつらい事実を直視させてもらったことは、自分にとって一番の財産である。
それから紆余曲折あったが、今では自分には何もないことを前向きに捉えている。

自分にはとりあえず愛想があることにも気づけた。
組織には本当にいろんな人がいるけど、出来る限りみんなに平等に接して、言われたことを一生懸命やる。そしてニコニコしておく。
そうしたら、応援してもらえることも、チャンスをもらえることも多い。

今はきっとそれでいいのだ。
自分にしかできないことは、今後時間をかけて見つけて取り組んでいく。

こんな話を一番の親友にしたら、思ったより共感してもらえた。
彼女も同じようにして一生懸命頑張っているとのこと。
組織で上手くやるための処世術(例えば、愛想よくする・報告連絡相談をちゃんとする・飲み会で盛り上げる!?等)を彼女は冗談ぽく「ヒューマン・スキル」と言っていた。
わたしもそれで、いかせてもらいます。

そんなこんなで「自己研鑽」「勉強の機会」としてたくさん降ってくる仕事を何とか処理していたら、もう冬だ。どうしよう。
前言撤回。やっぱり、たまには自分の仕事に集中させてもらいたい。


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