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お風呂すきですか?~パート1~
こんばんわー
今日は7月27日(あーまたもや28日なりました)
この頃このパターンが多いです😅
昨日は朝方から雨。出勤するころには雨は上がっていました。その後太陽がほとんど現れなかったため、気温は上がらなく日中でも23°前後で過ごしやすかったです。(本州の人が見たらうらやましいのかな?)
今日の記事も仕事ネタからです。
人の価値観は様々
価値観って書いたら何だか、硬い印象ですね。私が思うに、ざっくり言えば”好き嫌い”とか、”興味”、”関心”ですかね。
生きてきた時代、環境、親子関係、友人関係、職場の人間関係など、人の数だけたくさんありますね。
入居者とTVを観てました。音楽番組が好きな人、NHKが好きな人、相撲が好きな人など、好みはいろいろです。
認知症の方々でも、その病態により一見すると健常者の方と変わりのない人もいれば、あきらにこの人おかしいと思う人など様々です。
自分の意志(気持ち)を表せる方は、職員には分かりやすく何をすれば分かるのですが、入居者によっては、しゃべることが出来ない、もしくは同じ場所にいても、異空間に旅立っている方など、コミュニケーションが難しい方もたくさんいます。
コミュニケーションを取るのに必要なスキルとして、察する、想像する。 はたまた、妄想するなどの対抗が必要です。
これらを踏まえたコミュニケーションを図ります。😅
感謝の表し方
「いつもすまないね~」
「ありがとうよー兄さん」
「おねーさんすき!!」
など入居者から聞こえる声。それぞれ言い方は違えども、その人なりの感謝の仕方があります。
私たち職員はさもすれば、時間やいつも同時進行で起こるトラブル発生時の対応に追われ、入居者の言葉を聞き流す、もしくは忘れてしまいます。
(人としてどうーよーと突っ込みたくなりますが😨)
ただ、時として一対一での介助中や、入居者の何気ない言葉から、感動や時には涙(その場では見せないようにしていますが)をもらいます。
今こうして一日を振り返ると
「今日優しくできたかな?」
「ぞんざいに対応していなかったかな?」
「笑顔どれだけあったかな?」
などと思います。
お風呂
最近入浴サービスに拒否が続いている方がいます。仮にAさんとします。
「Aさんお風呂入ってみませんか?気持ちいいですよ」(初日)😄
「汗かいていますねーお風呂いかがですか?」(2日目)😅
「今日で3日お風呂に入っていませんね どうですか入りましょうよ」 (3日目)😪
などと続き、今日で10日目。😱
このようなこと、お風呂嫌いな方をお相手するとままあります。
本来入浴とは何ぞや?と思うと、”身体の保清や気分転換、楽しみ”なのです。この習慣は世界的に見てもどうなんでしょうか?
シャワーが中心の国、湯あみの国などあるのでしょう。
我が国では入浴(湯舟につかることを含めた)が永年続いています。
いつから始まったのかは、勉強不足で調べてみると、6世紀(飛鳥時代)から仏教伝来後、寺院で沐浴から始まったようです。
そんな気の遠くなる昔より、私たちはお風呂に入る習慣があったんですね。
歴史はさておき、お風呂嫌いのAさんに話を戻し、嫌いには理由があります。
もともと、自宅で生活していた頃は、いつでも気ままに入浴を楽しんでいたようで、施設入所を機に、施設では通常週2回の提供をしていますが、入浴時間が日中に提供。
もともと夜に入浴していた方が、日中にお風呂に入ることへの違和感。
職員が必ず入浴に付きそう(一人で入れない)。
自分のペースで入れないなど今までの生活の中の違い、不安や戸惑いなどがあります。
考えてみれば、なぜ施設に入居したのか分からないで入居する方が大半。 ほとんどの方はこれまでの生活習慣が一変し、集団生活など無縁で、ましてや、いつも怒鳴る人、独り言をずっとしゃべる人、排便の匂いが香る?!空間などでずーっと生活しなければならない。
そんな体験することなく今まで生きて、日々ストレスが入居者一人ひとりを襲います。
”本人を知れば次から次へと理由が見えてきます”
Aさんは施設内で一番よく働く人です。入居前自宅周囲で高齢になっても仕事をしていました。そしてとにかく義理堅く、何か本人に関わると感謝の言葉とお金を渡します。
感謝の言葉は受け取りますが、お金は施設サイドの決まりで受け取れません。受け取れない理由を説明すると、その場では理解を示しますが、時間が経つと認知症の症状で短期記憶障害の一つ、直近の言葉を忘れてしまう。
しかし不思議なのは、お金をあげる行為は忘れることがなく、対応した職員のことは覚えており、再度お金をあげる行為になります。
(うーんこれは認知症の方の症状というより、Aさんのパーソナリティなのかと)
入浴拒否
コロナ禍の昨今、現在も入居者の外出や家族などの面会に制限が掛かり、Aさんのご家族も、なかなかこれない日が続き、またいつもAさんから
「早く自分の家に帰りたい」と話され、一日も早い退所を常日頃より希望しています。
人間自分の希望が叶わないと、次第に怒りや諦めなどに変わります。
Aさんを見ていると気の毒になるのですが、家族が自宅では看ることが出来いため、現在の入居生活になります。
気が付けば、本人のストライキが始まります。
こうなると、直球の入浴の誘いは全然聞きません。
また小手先の誘いも見透かされ、拒否日が更新されていきます。
職員間でAさんの対応について話し合いがなされ、考えるのですが、
”これだー!”と思える関わり方が見つけられず、家族を巻き込んだ対応となります。
今日はここまで、”入浴拒否記録更新はいつ終わるか?”
次回記事に続きます。
それでは、読んでいただきましてありがとうございます。
おやすみさない!
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