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今日の出来事②

今日はCOPDで入院してきた75歳男性Bさんについてお話したいと思います。Bさんは延命治療はしないと家族様からの希望のある方です。
COPDとは慢性閉塞性肺疾患といって煙草など日常的に喫煙し続ける事でおこる慢性的な灰の炎症状態のことです。

BさんはCOPDで肺が絶望的と診断がされていました。
意識はあって酸素を投与しながら食事も摂れてました。

肺の状態が悪くそれ以上良くならないため療養型といって医療管理下の元で介護ができる病棟へ移りました。
その一週間後に低酸素(体に酸素が足りてない)による心配停止状態になりました。

その際に家族様へ連絡し延命治療しない事の再確認をしましたが何も無かったかのように『 してもらわないと困る』と希望が180°変わってしまいました。
そのため胸骨圧迫、人工呼吸、薬剤投与を開始。そこで何とか心臓は戻りましたがやはり自分では呼吸が出来ない状態になってしまってました。

自分で呼吸ができない状態のため気管挿管し人工呼吸器を装着、血圧も上がらず昇圧剤使用。

長く気管挿管してる訳にも行かないため気管切開をしそこから人工呼吸器再装着。
その1週間後くらいには何とか意識は戻ってきました。
ですが意識が戻ったといえど自分で呼吸ができるわけではありません。

意識のある中人工呼吸器で無理やり呼吸するのは相当苦しいことです。
本人も毎日、毎日毎日、これとってと口パクで訴えてきます。
状態が悪いのは変わらないのでコロナ禍ですが面会の許可は出ていました。ですが誰一人として家族様は来られませんでした。
そのうち意識も朦朧としていきどんどん状態は悪くなる一方でしたが家族様はそれでも来ませんでした。
延命治療開始から1ヶ月程だった頃静かに1人で永眠されていきました。

延命治療するには栄養も必要なため高カロリー輸液というものを太い血管から投与するのですが、尿を作る力もないので体に水分がたまるだけ、最後は全身浮腫(むくみ)でパンパン。
皮に穴が開き水が出てる状態でした。

家族の希望で延命治療して面会もされず全身ムクムクで呼吸も苦しい状態で毎日何回も何回も痰を取られ本人も辛かったと思います。

皆さんは延命治療についてどう思いますか?
私は本当にこの人に延命治療は必要なのか?
この人は延命治療についてどう思っているのか、延命治療した上でのケアなどどうしていくべきなのかなど家族の中でも話し合いを十分にしなければいけないのかな、と思います。

もちろんそういうのに疎いなどはあるので勉強会など開くのもありなのかなと思ったりもします。

延命治療について私はこう思うなどあれば教えてください^^今回は以上です。


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