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暗号資産

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暗号資産についての記事です
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2024年5月の記事一覧

ビットコインの価値は遠からずゼロになる⑤

政府とプライバシー デジタル化された社会において、プライバシーは1つの問題である。キャッシュレス決済ではすべての記録が残る。そして他人のそうした記録に興味を持っている人々がいる。 近年、いわゆるグローバルエリートたちの間で社会を管理したいという願望が比較的露わになってきている為である。 例えばマイナンバーカードはそうした潮流の1つである。政治家は銀行口座の動きや、最終的にはクレジットカードの決済履歴まで手中に収め、より効率的な徴税が行えるようにしたいのである。 マイナ

アメリカに壊滅させられたスイスのプライベート・バンキング

暗号通貨が本当に普及すれば政府がそれを壊滅させるというジム・ロジャーズ氏の主張を取り上げた。 しかしこれは主張ではなく史実である。それは2008年にスイスの銀行業に既に起こったことだからである。 スイスの銀行業 スイスの銀行の歴史は古い。大手であるUBSの設立は1862年、クレディ・スイスの設立は1856年である。スイスの銀行家の歴史自体は更に1700年代まで遡る。企業買収などを補助する投資銀行業を主とするアメリカの投資銀行などとは違い、スイスにおける銀行業のメインは顧

ビットコインの価値は遠からずゼロになる④

著名投資家ジム・ロジャーズ氏がビットコインを勧めない理由を説明している。結論だけ見ればありきたりだが、その理由が面白かったのでここで紹介したい。 ロジャーズ氏の論じる暗号通貨 紹介するのは週刊朝日によるロジャーズ氏のインタビューである。インタビューはありきたりな結論から始まる。 しかしロジャーズ氏がそう考える理由はありきたりではない。 ロジャーズ氏は何故暗号通貨を買うことを勧めないのだろうか? その理由は「暗号通貨は法定貨幣とは違って政府の保証がないから」などという馬

ビットコインの価値は遠からずゼロになる③

今や世界中のファンドマネージャーらがビットコインに注目している。ダリオ氏もその1人であり、以前の記事では主にダリオ氏がビットコインを褒めた部分を紹介した。 しかしダリオ氏は政治でも何でもできるだけ中立的に話をしようとする論客であり、ビットコインについても長所、短所を両方論じている。今回の記事ではダリオ氏がビットコインの短所とみなした部分について報じたい。 ビットコインの問題点 ダリオ氏は以前の記事でビットコインは価値の貯蔵とプライバシーの保護という実需を満たすものになり

ビットコインの価値は遠からずゼロになる②

世界最大のヘッジファンドBridgewaterを運用するレイ・ダリオ氏がビットコインについてBridgewaterのホームページ上で記事を書いているので紹介したい。 ダリオ氏、ビットコインを語る コロナ禍において株価を含む様々な資産価格が上昇したが、その中でも突出して上げ幅が大きいのがビットコインである。ビットコイン価格のチャートは次のようになっている。 コロナ相場初期の底値から6倍になった。 ビットコインについてダリオ氏はどう語るだろうか。ダリオ氏は次のように述べて

ビットコインの価値は遠からずゼロになる①

さて、ここの読者にビットコインに投資している人がどれだけ居るかは分からないが、そういう読者にはビットコインの価格動向も気になることだろう。しかしビットコインの価格予想については、そもそも開発者のサトシ・ナカモト氏が何年も前に行なっており、しかもそれは正しい。ナカモト氏は2010年に次のように発言している。 つまり、ビットコインには二極化した未来しかないとナカモト氏は2010年の時点で予想していた。非常に多くの人に使われるか、あるいは全く使われないかであり、使われないビットコ