不倫をしていた頃の話①
話の前に余談です。
不倫相手とは既に別れていますし、連絡も取っていません。とはいえ、10年ほどずるずると続けてしまっていたので最近やっと終わらせたばかりです。記憶が曖昧なのでざっくばらんに書き綴ります。
余談終わり。
不倫は私が大卒で働き始めたのは頃に遡ります。
福祉の大学を卒業して障害者施設に就職しました。
最初は入所部で働いていたけれど、異動で通所部へ。
そこで一緒に働くことになったのが12歳年上のTさん。
そうです。当時の不倫相手です。
Tさんとは関わったことはなかったけれど、最初からなんだか怖い印象があったんですよね。
でも、利用者さんと関わっている姿を見ていて、この人は面白い人なんだ、って思うようになりました。
Tさんから利用者さんに関わっていることが多かったんです。利用者さんたちもすごく楽しそうにしていて、「そんな関わり方があるのか!すごい!」って思ったのを覚えています。
なぜなら私にはできないことだったから。
私の場合、ありがたいことに利用者さんから近寄ってきてくれる事が多かったんですよね。だからこそ関わり方がわからないときもありました。
そんな私を気にして、仕事終わりにごはんに連れて行ってくれたんです。悩みを聞いてくれたり、Tさんから見た私の関わり方を教えてくれたり。
そのときに、
「楽しませるにはまずは自分が楽しむこと」
と、私には無かった利用者さんとの関わり方を教えてもらいました。
今でも利用者さんとの関わるときに、Tさんの関わり方を参考にしているくらいに勉強になりました。
怖い部分もあるけど、めちゃくちゃいい先輩じゃん!
なんて思ってしまったのが間違いだったんです。
Tさんには仕事で助けてもらうことも多く、頼りにしていました。楽しい話も仕事の悩みも聞いてもらうために2人になることも増えていました。
ある日のこと。
職場に残っていると警備員さんが来てしまうため、話をするのにTさんの車へ。
車の中で話をしているときにTさんに言われたんです。
「好きだ」
めちゃくちゃ焦りました。
え、この人結婚してるのに?
子どももいるのに?
「いやいやいやいや、結婚してるじゃないですか。そういうのは良くないです。だめです。」
焦りながらもちゃんと断りました。
が、このときの私は物理的にも気持ち的にも押しに弱すぎました。なんだかんだ流されて結局不倫関係になってしまったんです。
続く。