言葉の花束ーアキの詩集No.178
1.「空心」
さっき
食べたのに
なんで
お腹が空くの?
空いているのは
もしかして
心の方?
もし
そうなら
何を
与えれば良いかな?
自分への
思いやりと
心の
ゆとりかしら?
多分
そうだよね
何が
欲しいか
心に
問いながら
心が欲するものを
摂らないとね
2.「不安」
不安に
呑まれないように
強く
でも
不安と向き合う
しなやかさを持って
生きないとね
3.「幸せで満たされている」
朝焼けが
綺麗だな
朝焼けを
反射して煌めく
朝露が綺麗だな
道を歩いていたら
猫を見つけた
可愛いな
コンビニで買った
ほかほかの肉まん
美味しいな
電車に揺られて
通勤
眠たいな
一つ一つ
喜びの欠片を数えていけば
いっぱいの幸せで
私の日常は満たされている
幸せに気づける私は
幸せ者だね
4.「誤魔化せない悲しみ」
スマホを眺めて
やり過ごそうにも
誤魔化せない
そんな
悲しみが
胸の底にある時は
何もしないで
悲しみに寄り添う
それだけで
良い
むしろ
その方が
良い
5.「私が欲しいもの」
刺激的な
ざわめきなんて
いらない
穏やかで
静かにときめく
その瞬間が
私は欲しい