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言葉の花束ーアキの詩集No.88


1.「親友(心友、真友)」

いくつになっても

変わらずに
語らい合い
付き合い続けてくれる

そういう友達って
良いものだ

親友とも言うし

心友
でもあるし

真友とも
言える

どんなに
つまらない話だって

その友達と話していると
楽しくて
いつまでも話せる

私は
話すのはあまり得意ではない
はずなのに

取り留めのない話が
こんなにも
面白いと感じる

自分を
作る必要もなく
素で関われる

そういう相手だから
子供の頃から
今まで
付き合い続けられたのだと思う

死ぬまで

いや
生まれ変わっても

友達でいたい

そういう相手って
宝だと思うよ


2.「老健施設で働いて思うこと」

年老いた時
自分は
どういう過ごし方を
しているだろう?

老健の清掃をやっていて
思うことは

他人の世話にならなきゃ
自分のことが出来なくなるのは
悔しいし
辛いだろうということ

当たり前のように
トイレに行くのだって

介助されるだけじゃなく

排泄するところを
見られ

回数や排泄物の状態を
確認されるのも

何だか
良い心地がしないし

何よりも
尿便意があるのに

トイレが介助でも
出来なくなったときは
オムツで排泄を促されるのが

おそらく
人生最大の
屈辱だと感じる

何をすることもなく
人がいるところに
集められ
ぼうっと座って過ごす

時間になれば
お茶を飲み
ご飯を食べて
風呂に入り
寝る

それは
時間の意志で
決めて行うことではなく

施設の決まりに従い
スタッフに管理されて
していること

そこに
人権とか
尊厳って
あるのか?

好きなときに
やりたいことをやる

それが
許されず

スタッフが許可しなければ
寝ては行けない
出歩いてはいけない
トイレもダメ

自分で
自分のことが
管理出来なくなった
代償としては

あまりにも
残酷過ぎる気がする

介護に
管理は付き物だとしても

管理の対象が
自分と同じ
意思のある人であることを
忘れてはならない

私が年老いた時

老健に入所は
嫌だと思ってしまう

今からも
健康を意識していかなければ

そう
思うけれど

もし
入所となったら

色んなことを
覚悟し
諦めなければ
ならないかもしれない


3.「人生は」

人生は

マニュアル化出来るほど

単純ではないし

白黒つけられない

常ならない

だから

起こること

1つ1つの意味を

問い続け

答えを積み重ねるしかない

だから

人生は面白く

飽きることがない


4.「悩むのは必要最低限で良い」

生きていれば
悩むことはある

何かを決めて
行動するのに
必要なら
存分に悩めば良い

でも
何も得られず
変化がないなら

いったん
手放そう

悩むのは
必要最低限で良い

必要な分だけ悩む

そのメリハリを
付けられたら

もっと気楽に
生きられる

もっと
自分のしたいことに
時間が使える

悩みは
必要最低限にして
メリハリを付ける

時として
手放す勇気を持つ

それが
今の私の課題であり
目標だ


5.「お年玉」

お正月と言えば
お年玉

子供の頃は
毎年
わくわくしながら
もらっていた

成人してからは
従姉妹の子供に
あげることに
わくわくしている

お年玉をあげるのは
大人になった証のような
感じがして

働いた給料から
お年玉の分のお金を割いている
自分って
何か格好良いなんて

自分を
誇らしく感じていた

でも今は
このご時世だから
その楽しみはおあずけに
なっている

あの時
小さかった子供達は
どうしているか?

一番上の子は
中学生だ

大きくなったね
そう
直接言ってあげたい

頑張って
勉強や
家のお手伝いを
しているか?

とか

何か
打ち込んで
努力していることがあれば
とことんやってみて!

とか

他愛のない
話をしたい

元気な
顔を見たい

何かを
頑張っていても
いなくても

無事に
生きられているなら
それで良い

健やかに
育ってくれて
ありがとう

これから
何があっても 
大丈夫と自分を信じて
生きていくんだよと

そう
思いを込めて
お年玉を渡したいよ


6.「魅力のある生き方」

豪邸に住み

生活を便利にする
または
着飾るための
物で満たす

そんな生活に
魅力を感じない

世間体を気にして
あれこれ
他人に気を遣う振りをして

結局は
自己都合を優先し

人を
振り回す

そんな人に
魅力を感じない

私は

必要なだけ
物を持ち

少し
不便に感じても

それを
楽しむくらいの
器量を持ちたい

家も服も
シンプルで良い

物欲を満たすとさしても
8分目で良い

それよりは
経験と
生きる知恵で
自分を満たしたい

そのために
環境や関わる人を
選びたい

本当に必要なものを
見極めて

それ以外は
捨てるくらいの
覚悟がほしい

自分軸を持って
生きながらも

我を通すわけではなく
また
上辺だけでなく
心から他人を思いやり

自分も他人も
バランス良く大切にする

そんな生き方に
魅力を感じる

だから
そういう生き方を
していきたい


7.「幸せを深める」

衣食住が
充実していて

人に恵まれ
人の温かみを
知っている 

誰かと
語り合い
笑い合える

空の青さ
緑豊かな大地を
愛でることが出来る

日々
平穏な生活が
約束されていて

安心して
生きることが出来る

ほら

こんなに
私は
幸せに恵まれている

幸せなはず

だけれど

自分の望む
生き方が
十分に成せてなければ

私は
自分の人生に
満足はしない

自分の納得する
生き方は

幸せに恵まれているか
いないかは
関係ない

現状に
満足していない

それは
わがままだとは
思わない

貪欲に
幸せを追求したい
のではなく

世の中の
不条理や不公平を
少しでもなくし

自分も含め
みんなが幸せに生きるために
出来ることをしたい

そう思うから

エゴだとしても
それを見過ごさず
受け入れて

幸せをどんどん
開拓して

みんなまとめて
幸せになれたらと
思っている

そもそも
幸せは
自分で決めて
深めていくものだ

だから
幸せに恵まれているからこそ

それを基盤として
さらなる幸せを
追及し

本当の幸せとは
何かを
知っていきたい


8.「私の心の空」

雲1つない
快晴

すっきりとした
青空に
何かを描いてみたくなる

白い雲を
薄く伸ばして
波を作り

また
別の雲を
ちぎっては

魚の大群を
大小作り

あっちには
大きな帆を開いた
船を

こっちには
翼を広げた鳥を

色々描いて
雲海を作る

なんて

空と雲を使った
お絵かき遊びが出来たら

うっそうとした気分を
晴らすことが出来るのに

天の神様じゃないから
出来っこない

悔しいな

でも

私の心に
青空を投影すれば

私の思いのまま
自由に
雲海を描ける

だって
私の心の空の神様は
私だからね


9.「どうでも良い気付き」

電話に出る時と

猫を愛でる時って

なぜか声が

高くなるよね


10.「その普通は誰を守ってくれるのか?」

普通なら
こうすべき

という
観念は

いったい
誰を守ってくれるのか?

普通を気にして
色々努力して

結局私は
死ぬほど苦しかった

普通なら
という観念を手放したとき

初めて
私は
幸せを感じることが出来た

あなたの思う
その
普通は

いったい
誰を守るためにあって
何のために存在しているのか?

その普通に
こだわることで

守りたいものが
守れなかったり

助けられるものが
助けられないなら

潔く
捨てた方が良いと思う


11.最後に

今回も
盛りだくさんですね。

いくつか解説致します。

6.の詩について
私は、物や自分の我に振り回される生き方はしたくありません。
そんな生き方をしている母が本当に好きになれません。

家を建て替える予定ですが
3階建てのエレベーター付きの豪邸を建てようとしています。

私は、全然
住みたいとは思えません。

この先転職する予定なので
それを機に
独り暮らしをしようと考えています。

反面教師として母を見て
私は
自分が魅力を感じる生き方をしていきたい
と思います。

10.の詩について
私の母方の伯父さんが心不全(既往歴:頭部外傷)で
日常生活がままならず、仕事も出来ていません。

月々の医療費もかなりかかっているらしいのに
一切の社会的サービスを受けてないことを知りまして

高額療養費や介護保険(65歳なので利用可能のはずです)を活用出来ればと思うのですが
手続きが苦手で、外出も身体的にしんどいようなので
まずは民生委員につなげてみてはと思ったのですが

それを、最近民生委員になった父に相談したところ
「民生委員にお願いするとしても、本人か、一番血縁関係が深いお母さん(伯父からしたら妹)がやるのが筋だ」と言っていまして

まずは伯父さんの了承を得るのは必須なのは分かるのですが
一番の障壁が「母」なのですよね。

母は、伯父さんが、手続きが苦手なのを理解してはいるのですが、「何やっても無駄だ」と決めつけて放置しています。
それでいて、マンション経営に伯父さんを協力させて、その収益で伯父さん一家が生計を立てられているから良いと考えているのでしょうが

本当に必要なのは
マンション経営に協力させることではなく
まずは必要な支援を受けて、生活を成り立たせることですよね。

父は、まずは母を説得し、母から民生委員に連絡させるべきと言うのですが

それ、無理だよね…。
それが理解出来るならとっくにやっています。

とにかく母は独善的な人なので

父の言う「普通なら」を優先しては、何も事が動かないと思うのです。
それでは、助けられるはずの人が助けられない。
ならば、その普通を、捨てたいです。

私が再び支援職を目指し、転職活動をしているのも
母の理解を得てから、なんて気にしていたら出来ませんでした。

どうしたらいいですかね?
いっそ、母に対して「伯父さんに民生委員を勧めたいんだけど、お母さんの理解を得るのは無理だと思うから、私が伯父さん説得して民生委員に繋ぎたいんだ」と、ぶっちゃけたいです。

いつまでも、母を気にして生きていたくないです。
母の子供、から卒業して
一人の人間として、自分の意志を持って行動したい
です。

最後までお読み下さり
ありがとうございます。








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