言葉の花束ーアキの詩集No.161
1.「化粧」
誰に見せるためでもなく
自分を喜ばせるために
化粧をしたって
良いじゃない
2.「苦手な人」
みんな
仲良く
なんて
無理だよ
合う
合わないは
どうしても
出てくるよ
苦手な人は
好きにはなれないよ
あぁ!
刻んで
ハンバーグに混ぜられる
具材になって欲しいよ
そうしたら
気にならなくなるのに
3.「梅雨始めの夜」
何もせず
ただ
仰向けになって
止めどなく降る
雨音に耳を傾けて
頭の中に溜まったノイズを
洗い流す
そんな
梅雨始めの夜
4.「目覚まし」
ひんやりと
肌寒い空気に
鳥達のさえずり
ふと
触れてしまった草木の
朝露
どこからか
漂ってくる
朝ごはんの香り
そして
だんだんと昇ってくる
朝陽
早朝に
歩いていれば
色んなものが
気持ちよく
私を目覚めさせてくれる
5.「失敗の先払い」
どうせ
失敗するなら
本番前に
先払いして
済ませた方が良いね
先払いした
失敗は
必ず
本番に活きるから
6.「人生は修行?」
人生は修行と
よく言われるけれど
どうせ
修行するならば
そこに
楽しさを見いだしたい
遊び心があれば
どんなに辛い目に遭っても
再び前を向いて
歩いて行けると思うんだ
7.「思い込み」
「こんなもんだ」という
思い込みは
食わず嫌いと
同じ
食べてみたら
美味しいかもしれないのに
もったいないよね
8.「心の鎧」
私の
安心できるところは
どこ?
心の中で
私は常に
鎧を着ている
私は何と
戦っているの?
自分の心は
戦々恐々とせず
豊かで
穏やかなものにしたい
心の鎧を脱いで
気持ちよく
背伸びして
呼吸したいのよ
9.「人間くささ」
私だって
強がりもするし
弱音も吐くよ
人間だもの
そんな
人間くささが
愛おしいのよ
10.「ごめんなさい」
自分の中で
「ごめんなさい」
「ごめんなさい」と
蹲りながら
ひたすら詫び続ける
傷ついた
自分を
そっと
抱きしめる
何の言葉も要らない
ただ
「ごめんなさい」を
受け止めては
流し
癒していく
作業
それが出来るのは
自分の傷を認知できる
私しかいない
11.「心の叫び」
痛い
辛い
苦しい
心の叫びに
耳をそらし
ひたすら蓋をするのは
美徳と言えるか?
心を整えることと
抑圧することは違う
私は
血の通った人間
木偶ではない
人としての尊厳を
奪わないで
12.「ニュース」
ニュースって
基本的に
ネガティブなことしか
伝えない
国民の
受けを狙って
いるんだろうけれど
どうせなら
楽しくて
わくわくするニュースを
たくさん報道して欲しい
私は
明るく前向きに生きたいから
そういう話題を
拾いに行くね
または
ネガをポジに変換させて
前向きに生きていきたい
13.「パワースポット」
人々が
心を通わせ
語り合い
そこに
笑顔と
ほっこりとする
温かみがある
愛や
幸せがある
全ての場所が
パワースポット
14.「くそ真面目な私」
心の痛み苦しみ
誤魔化すために
テレビ
スマホ
パソコン
様々な
ノイズを聞いて
やり過ごせたら
どんなに楽か
ノイズで
誤魔化したい欲を堪えて
向き合ってしまう
くそ真面目な
私よ
たまには
そっぽを向いて
欠伸の一つくらい
かいて良いよ
15.「空腹の音」
私から
空腹の音が響いて
あなたが
ふふふと笑えば
私も
照れ隠しで笑う
ちょっと
恥ずかしいことも
笑って
共有し合えたら
なんて
相手を見つけてから
考えなさいよ