言葉の花束ーアキの詩集No.158
1.「水たまり」
仕事帰りの
雨道で
水たまりを
ちゃぷちゃぷ
音立てて
ちょっと
童心に還って
気晴らしに
遊んでみたの
そうしたら
水はねと一緒に
疲れも
吹き飛ぶかなと思って
2.「無理せずとはよく言うけれど」
無理するなと
よく言うけれど
生きていれば
ここぞと言うときに
無理してでも
やり遂げたいことが
出てくるもの
無理せず
何事も力を入れない人生なんて
つまらないよ
だから
自分はどこで
粉骨砕身したいか?
自問自答して
ここぞと言うときに
思う存分
力を出し切りたい
3.「私は自分に成りにいく」
昔の私は
自分じゃないものに
あこがれて
ひたすら
それを目指して
頑張っていた
でも
無理だった
そりゃあ
そうだよね
自分は
自分にしかなれないのだから
だから
自分は何者かを
見つめ直して
自分を
極めることにしたんだ
そうしたら
やっと
自分の人生が拓けたんだ
これからも
私は
誇りを持って
自分に成りにいくよ
4.「癒しのお裾分け」
夕暮れの中の
仕事帰り
そよそよと吹く
風になびいて
チリンと
響く
風鈴の音
気品のある
聞き心地のいい音だね
これを飾った人の
センスの良さに
感心するよ
おそらく
この風鈴の音のような
美しい心の持ち主なんだろうね
いつも帰り道は
この音に癒されています
癒しのお裾分けを
ありがとうございます
5.「ひらめきは宇宙」
ひらめきは
ある意味
宇宙のようだよね
だって
ひらめきは
ひらめきを生み出し
どんどん
広がって
無限大に広がっていくでしょう?
そうやって
文化も科学も
色んなものが発展して
今日がある
ひらめきは
まさに宇宙で
人の数だけ
ひらめきという宇宙が
存在していると思うの
数多の宇宙が
混在し
それぞれが
影響し合うことで
また新たなひらめきが生まれる
そうやって
宇宙が広がる営みが
本当に面白いよね
6.「読書のジレンマ」
面白く
心が惹かれる
読物は
どんどん
読み進めたい
けれども
味わって
ゆっくり読みたい
一気に読むか
区切りを付けながら
楽しみを
少しずつ残しておくか
悩みながら
読み進める
そのジレンマが
いっそう
読む楽しさを
かき立てる
7.「自分へのエール」
失敗もせず
完璧にこなすのが
理想ではあるけれど
なかなか
出来ないよ
そりゃあ
人間だもの
だから
失敗したことを
そんなに気に病まないで
誠意を持って
受け止めて
次
頑張れば良いよ
躓いたって
終わりじゃない
また
歩き出せば良いのさ
8.「親子の深い会話」
塾に行っている
頭の良い私
凄いでしょ!
しきりに
アピールする
女の子に
うん
凄いよ
でもね
みんな
それぞれが凄いんだよ
電車の中の
父娘の会話に
耳を澄まして
女の子の
承認欲求も
お父さんの
言いたいことも
よく分かる
人を下に
見てはいけないとか
当たり前に
気を付けているけれど
子どもの内は
なぜ?から
始まるよね
その
なぜ?を
子どもと深掘りしていく
そういう
親子の会話の
積み重ねが
子どもの心を
育てるんだろうね
9.「心の中で平謝り」
外国人に
電車で尋ねれて
あわてて
「この電車は違います」と
答えて
後で調べたら
正しかったときの
申し訳なさ
本当に
ごめんなさい!
なんて
心の中で平謝りしても
遅いね
ただただ
無事に
目的地に着けることを
祈ります!
10.「私にとっての言葉」
凝り固まった肩を
とんとん叩く
ストレッチや
マッサージをやって
体をケアする
それと同じように
緊張と疲労で
凝り固まった心を
解きほぐす
そんなポエムを
読んでは和み
作っては
また
和む
心が
気持ちよく
息づくためには
言葉は
私に
なくてはならない
酸素のような
そんな存在
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