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大好きを知らねば使うことは出来ぬ

「作品を作る時は、全ての箇所に”大好き”を入れなさい」

私が憧れるクリエイターさんがよく言う言葉。
自分が本を作り売る上でなるべくその通りにしようと頑張った。
けれど、いざと言う時に見つかる「大好き」の見落とし。それは本の形状や作り方、梱包やディスプレイ仕方などものすごく細部なところから発見する。
自作本売りを初めて約10ヶ月。これまでトライアンドエラーを繰り返して「大好き」の取りこぼしが無いように自分なりに頑張ってきた。

そもそも「大好き」の見つけ方が私は下手だ。

びっくりするほど大雑把な性格をしているのが要因だと思う。何か好きなものを見つけてもそれの何が好きなのか説明が出来ない。「形状が好き」「雰囲気が好き」「なんかワクワクできた」「興奮した」…と、大雑把なことしか言えない。

だけど、物を作って売る以上はそんな事言ってられない。
自分が何が好きかをちゃんと自分が把握しないと、今後作る作品に影響が出てくる。成長しないまま作品を作り続けての作家面はしたくない。

あと、知識が無いとか「こうしたいけどどうせ無理だよね」といったエゴの声を聞いて「大好き」要素を入れるのを諦める事もある。思いっきり経験不足。全てが終わってから、実は調べたらちゃんと「大好き」を入れることが出来ることを知ることもしばしば。
後悔はするけれど、そもそもまず動かなければ「実はやりたいことは気軽に出来た」なんて事実も知らないまま終わっていたと思うので、まずは不器用なりに動いたことを褒めています。

本当に少しずつではありますが、皆様に楽しんで頂けるような世界観作りを目指して今後も頑張っていきたいです。


次回参加即売会 #コミティア150 (委託/売り子参加)

その次 #文学フリマ東京39

今後の活動に使わせて頂きます。