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『聖闘士星矢』のアンドロメダ瞬を女性に変更したNetflixは、腐女子という最大のファン層を視野に入れてなかった
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美少年キャラだったアンドロメダ瞬が女性化されて、物議を醸したNetflix版の『聖闘士星矢』を観ました。
視聴した感想としては、性別を女性に変更された瞬は、昔ながらの紅一点キャラといった立ち位置で違和感は全くありません。
健気で可憐でやさしくて、外見や仕草も可愛らしい。
いかにも男の子が好みそうな女の子の理想像です。
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ま、それはいいのですが(笑)
では、なぜ炎上したのかというと、プロデューサーのEugene Son氏が、自身のツイッター(現『X』)で「30年前なら男ばかりの集団が世界を救っても問題はなかった。当時はそれが普通だったからだ。だが世の中は変わった。今は男と女が一緒に仕事をするのが普通。僕たちは、そういうのを見慣れている。男だけのものにしてしまったら、視聴者は僕らが何かのメッセージを送っていると受け止めてしまうだろう」と言い訳したからです。
要するに、男女平等を目指すポリティカル・コレクトネスに配慮した結果でしょう。
ここ数年、ハリウッドの映画やアニメは、そういう政治的配慮で製作されています。
日本は関係ない!…と、言いたいところですが、Netflixはハリウッドと同じアメリカにあります。
全世界に配信するアニメが、たとえ日本で制作された漫画が原作であってもポリコレに配慮せざるを得ない背景があったのでしょう。
この一件の背景にポリティカル・コレクトネスがあるのはたしか。
だが、ポリティカル・コレクトネスの背景にあるのは、ビジネスだ。
これは決して、Netflixがフェミニストを支持していることを意味しない。
ハリウッドを動かすのは、いつだってお金。
とはいえ、日本の視聴者が果たしてポリコレを考慮したアニメを好むかどうかは別問題。
むしろ、そういった政治的バイアスのかかった作品を嫌がるんじゃないでしょうか。
欧米でウケたとしても、日本ではビジネスにならないような気がします。
事実、日本の星矢ファンは少なからず反感を覚えていました。
では何が日本ではビジネスになるのか?
ズバリ!それは腐女子ウケすることです。
『聖闘士星矢』に関しては、先述のアンドロメダ瞬のほか、キグナス氷河、ドラゴン紫龍、蜥蜴座のミスティ、魚座のアフロディーテといった美男子キャラに萌える女性ファンによって興行的に大きく支えられてきました。
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このリメイク作品でNetflixが、日本でどのくらいの収益があったのかは知りませんが、おそらく大して稼げなかったと思います。
日本でビジネスとしてアニメで稼ぎたいのならば、腐女子というマーケット層を無視してはいけません。
腐女子のひとりである私は、声を大にして言いたいです(笑)
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