文学散歩 乗代雄介「旅する練習」をたどるドライブ
ともだちからのお勧めで読んだのですがとても良かったのです。全体的にさわやか、なのと我孫子から鹿島神宮までのロードムービー的で一緒に歩いている気持ちになれるところとか、自分でも歩いてみたくなるところとか、文学紹介的なところとか、ラストを知ると全編の印象が変わる仕掛けとか、どれも良かったです。
私はKindle版で持ってますが、オーディブルだと聴き放題タイトルに入っているので0円です。白樺派、柳田國男などお好きな方ぜひぜひ聞いてみてください。
さてそこで友人と、この小説で登場人物たちが訪れた場所を辿るドライブを計画しました。この友人は、以前市川文学散歩を共にしました。
文学散歩第2弾!てってれー♪
我孫子駅で友人をピックアップし、まずは手賀沼をめざします。
私は千葉県松戸市に住んでいたのですが、高校は柏市にある学校に通ってました。当時の友達も近隣から通ってきていたため、我孫子や手賀沼はわりと何回も行ったことあるし馴染みのある場所なのですが、当時は文学作品に全く興味が無かったため、白樺派の聖地?であるとは知らず文学散歩したことは無かったのでした。
生涯学習センターアビスタに車を停めて歩きます。小説で訪れた場所を目指すので、今回は「志賀直哉邸跡」「子の神5号墳(瀧井孝作仮寓跡)」を目指します。
(白樺文学館は10月まで休館のため今回は断念)
建物の写真だけ撮りました。
それにしても暑い。湿気がむんむん。
白樺文学館を過ぎると直ぐに
志賀直哉邸跡
があります。
手賀沼まですこーんと抜けた景観。柳邸まで蓄音機のラッパで話したエピソード。武者小路実篤邸まで舟で行来した話も良かった。
さて次は私のお楽しみ
瀧井孝作仮寓跡!
何も無いのは知ってるけど、ここで「無限抱擁」執筆したんだなーって感慨に浸りたかったので。
代表作品なので色んな版があるし、図書館にはきっとある。
お決まりの私小説で不倫やドロドロしたメロドラマが展開するんだろうと斜に構えて読み始めたが、最後まで愛に満ちた話でその純粋な語りに感動した。偏見持ちつつ読んでごめんなさいでした。
「無限抱擁」の最後の方に、ここに引っ越してきた話が出てくるので感慨深い。景色は良かったろうなー。
さて、瀧井孝作仮寓跡からまた少し歩くと、ハケの道の湧き水がある。
さて、友人から旧村川別荘にも行こうと提案があり、わくわく。昔の洋館は作りが凝ってて楽しいよねー。
いやはや、いっぱい写真撮っちゃった。
いいねぇ。
子の神大黒天の長い階段をおりていく途中に道場があり威勢のいいかけ声が聞こえてきて元気を貰えた。
さて、なかなかの距離を歩いてきたが
駐車場まで戻るぞー!
駐車場の入口に石碑があるので見てみると
次は物語で重要な地点になる滝前不動へ
さて、思いがけずここまでの見学に時間がかかり、朝早く集合したこともあって
はらへり……
⸝ဗီူ⸜
ဗီူ
ꐕ
(孤独のグルメのあれ)
昼食は手賀沼フィッシングセンター内のnumaCafeです!
途中、小説の人物達が通ったと思われる河川敷の道を見たり、描写されてた野球場見たり!テンションも上がります。
昔の水産館とやらの建物の流用らしく、外観はちょっと入りづらい構えですが、中は落ち着くし、美味しいCafeでした。注文も支払いもスマホで済ますスタイルでとまどう古い人間のワタクシ。
すぐ横の橋と水門が良くて写真撮影
さて次は木下万葉公園へ!
貝層露頭を眺めて結構山なのにここまで海だったんだなと改めて大きな地球の動きに感動する。
ザリガニっているかな?(笑)
さあ、ここからはドライブです。一気に距離を稼ぐわよ!
しかし香取神宮へ向かう途中「ここからスーパー堤防」の看板に思わず途中下車
では改めて香取神宮へ!
さて、このあとは本日のメイン鹿島神宮ですが、ナビをセットすると、御朱印受付の4時半を過ぎて……え?……
……(;つд⊂)ゴシゴシ……え?
とにかく急ぎます。
でも佐原も歩きたかった!
運河を渡る時少しだけ雰囲気を味わう。
しかし急いだとて一本道。しかも今日はアントラーズの試合の日。はやる気持ちを抑えつつひた走ります。到着したのは4時27分。友人がまず先に受付を済まし、私も何とか滑り込み。
ふぃー。汗がどっと噴き出します。
夕暮れの中、あとはのんびり散策します。
夕方なのでお店は閉まり、雨も降ってきたので次はイオンのジーコ広場へ!
そして、今日は身体が痛くてだらだら日記を書いてる始末。夕方になったら犬の散歩に行こう、そうしよう。犬よすまぬ
手賀沼まわりはまだみてないてころもあり、文学館が開館したらまた行く予定です。市川の葛飾土産をたどる旅も中山方面行ってないし、今回の文学館も心残り。またの文学散歩をお楽しみにです。
下調べもバッチリしてくれて一緒に1日楽しくまわってくれた友人に感謝。
車の運転はまかせろなので、また行こう♪