フランスの収容所の人々の姿と一人の画家の姿を描いた“美術映画”でもある『ジュゼップ』の感想。
お久しぶりです。
更新が滞っておりましたが、本日より更新を再開します。
というわけで、この週末東京アニメアワードフェスティバルことTAAFが開催されまして、一日だけですが、大阪から東京への弾丸ツアーを決行。数本ですが長編コンペディションのノミネート作品を観てきました。
今年のノミネート作品はこちら。
感想を描いていきますね。
アニメ映画『ジュゼップ』のざっくり感想
まずは一本目。
フランス・スペイン・ベルギーの共作映画『ジュゼップ』を観てきました。
ジュゼップ
制作年:2020年 / 制作年:フランス・スペイン・ベルギー
監督:オーレル
1930年代後半より共和国の崩壊をきっかけにフランス政府により建設された強制収容所。その収容所に入れられてしまった、芸術家のジョセップ・バルトリの体験を収容所の警備員の目線から描いた作品。実話をベースに過酷な状況の施設での体験を知ることができます。ヨーロッパ映画賞2020のアニメーション賞も受賞しております。
TAAFでは『ジョセップ』名義なのですが、先行して日本上陸してるマイ・フレンチ・フィルム・フェスティバルでは『ジュゼップ』だったせいか、日本国内では『ジュゼップ』で検索した方が情報出てきそうですね。
U-NEXTやAmazon Prime VideoなどのVODでもすでに配信が始まっているのですがそちらも『ジュゼップ』派ですね。
本作を観てきた感想をざっくり一言で言うと
体力は削られるけど、いい話。
基本は簡素なビジュアルのアニメなんだけど、所々のジュゼップの絵を使った演出が際立つ仕掛けになっていたりと、ビジュアル的な仕掛けがいくつかあり、各所での高評価も納得の一本でした。
楽しい、とか笑える映画と言うよりは硬派な内容なので、観るのに結構疲れた作品ではありますが、絵柄の効果もあってか重苦しさはテーマに比べるとそれほどありません。括弧付きで“観やすい”アニメ映画じゃないでしょうか。
あと、軽いネタバレになりますが
犬は無事じゃないです。
より詳しい情報やもっとネタバレに踏み込んだ感想を書いていきます。
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芸術家のジョセップ・バルトリって何者?
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