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【映画レビュー】台湾の“ゴミ”アニメーション映画『廃棄之城』の感想!&易智言監督ってどんな人なのか?
東京アニメアワード(TAAF)2022長編コンペティションの感想シリーズもこれが最後ですね。
『廃棄之城』のざっくりとした感想
TAAFの長編コンペ上映にて、台湾のアニメーション映画『廃棄之城』を観てきました。
![](https://assets.st-note.com/img/1648891991265-djZmRyqRMc.jpg?width=1200)
捨てられたものの街 / 廃棄の城(原題:廢棄之城)
制作年:2020年 / 制作国:台湾
90分
監督:易智言(イー・ツーイェン)
悩み多き10代のリーフ。家出をして、なぜかたどり着いたのは、「捨てられたものの街」と呼ばれる奇妙な場所だった。そこでリーフは、ビニール袋のバギーに出会う。バギーは決して自分のことをいらないゴミだとは思っていない。彼には一族を率いてこの街から脱出するという使命があるのだ。
家にも学校にも居場所を見つけられなかったリーフくんが、ゴミの仲間入りをして、ゴミの世界を冒険する物語。
残念ながら今年の長編コンペティションでは、受賞はなりませんでしたが、台湾の金馬賞の長編アニメ賞を受賞していたりと、シュトゥットガルト国際アニメーション映画祭の長編コンペにもノミネートされていたりと、評価されているのはここだけではありません。
そんな『廢棄之城』を観てきた感想をざっくり一言で言うと……
佳作。
ゴミをそのままゴミのルックのままでキャラクターとして描いていくところに驚かされる作品。見た目はそのままビニール袋なんだけど、それを動きで生き物のように見せられるのは、アニメーションの妙。出てくるゴミで明らかに日本ではないと分かるのがまた面白いです。
とはいえ、3DCGの質は、今の時代では精巧とは言い難く、ストーリーも感動的と表現するにはあと一歩といったところでした。残念。
トークイベントが2022年4月16日に開催!
そんな『廢棄之城』ですが、実は今月開催される台湾文化センターとアジアンパラダイス共催のトークイベント「台湾映画の"いま"〜革新と継承〜」にて、プログラムの一つとしてラインナップされています。
しかもこれが無料!
ただし、予約が必要で4月4日(月)11時までの先着順。
予定枚数に達した場合、期限前に締め切る可能性もあるそうなので、興味のある方はお早めにお申し込みを。4月2日の夜時点ではまだ間に合うようですね。
トークでは本編解説と環境問題映画について話されるようです。
これまた楽しみですね。
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