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第45回日本アカデミー賞結果発表!エヴァvs竜そばの行方は?

2022年3月11日、第45回日本アカデミー賞の授賞式が行われ、最優秀賞受賞作品が各種発表されました

例によってアニメーション賞の話しかしないので、ざっと今回発表された優秀賞については以下の公式サイトをご確認くださいませ。

第45回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞一覧

改めて、今年の優秀アニメーション作品賞をおさらいしていきます。
今年は以下の5作品。

・アイの歌声を聴かせて
・漁港の肉子ちゃん
・劇場版呪術廻戦0
・シン・エヴァンゲリオン劇場版
・竜とそばかすの姫

大ヒット作である『劇場版呪術廻戦0』『シン・エヴァンゲリオン劇場版』そして『竜とそばかすの姫』は順当にノミネート。
そこに海外評価は高い『漁港の肉子ちゃん』。そしてある意味番狂わせとも言える『アイの歌声を聴かせて』が名を連ねました。

「コナンが入ってない!」とかそういう話はノミネートが発表された際にやっているので、過去記事を参照してくださいませ。(↓)

第45回日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞は......!?

そして、この5作品から選ばれた最優秀アニメーション作品賞は……。

『シン・エヴァンゲリオン劇場版』が最優秀アニメーション作品賞に選ばれました!おめでとうございます。

実はエヴァの新劇場版シリーズは『序』『破』『Q』と、いずれも優秀アニメーションに選ばれてきたのですが、最優秀賞は取れずにいました。最後の最後についに最優秀賞を獲得ということで、収まりの良さは感じます。
個人的にも2021年のベストは『シンエヴァ』だったので、この結果は嬉しいです。

ちなみに日本アカデミー賞の最優秀アニメーション作品賞をロボットアニメが受賞するのは今回が初めて『STAND BY ME ドラえもん』だってロボットアニメだろってツッコミはコメント欄にどうぞ)。日本アカデミー賞自体にとっても、大きな意味のある受賞でしょう。

『竜とそばかすの姫』は別のところで受賞?

対抗馬として有力だった『竜とそばかすの姫』は残念ながら受賞を逃してしまいましたが、実は別の部門で受賞を果たしています。
それが優秀音楽賞!

★岩崎太整/Ludvig Forssell/板東佑大:『竜とそばかすの姫』
・岩代太郎:『キネマの神様』
・大友良英:『花束みたいな恋をした』
・村松崇継:『護られなかった者たちへ』
・安川午朗:『いのちの停車場』
・安川午朗:『孤狼の血LEVEL2』

安川午朗さんが2作受賞となったので、異例の6作品選出となった今年の優秀音楽賞ですが、実写作品を相手に見事『竜そば』が最優秀賞を獲得しました。音楽をテーマにした作品でもあっただけに、これまた見事な落とし所ではないでしょうか。

日本アカデミー賞って、個人的にはそこまで面白い映画賞だとは思っていないのですが、最近は捻りなく手堅い受賞結果を用意してくれているとスッキリとした気持ちでこの賞を見守れる気がします

そういう意味では、すごく良かったと思いますよ、今年の日本アカデミー賞。実写作品を追っている人からすると、『ドライブ・マイ・カー』って逆輸入的に評価してるのでは?みたいな引っ掛かりが色々あると思いますが。


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去年の結果はこちら(↓)


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