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第93回米国アカデミー賞長編アニメーション部門エントリー作品27作一覧

こんにちは。
アニメ映画ライターのネジムラ89です。

今年度の第93回アカデミー賞アニメーション映画賞のエントリー作品27作品が発表となりました

レギュレーションに沿ったこれらの作品の中からノミネート作品が選出されることになります。

Accidental Luxuriance of the Translucent Watery Rebus

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実写や文字、写真に記号と、いろんな物が入り乱れるクロアチア発のコラージュアニメーション長編。日本未上陸ですが、アヌシーや富川などアニメーション映画祭でノミネートされてきている作品。

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Bombay Rose

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インド発のラブストーリーアニメーション映画。NETFLIX作品としても名を連ねており、『ボンベイ・ローズ』のページも日本NETFLIXにあるのですが、未だ配信されておらず。はよ。

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カラミティ

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Calamity。『ロング・ウェイ・ノース地球のてっぺん』のレミ・シャイエ監督の最新作。カラミティ・ジェーンの子供時代を描いた作品です。昨年末、フランス映画祭2020で限定的に日本でも上映を果たしております。

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The Croods:A New Age

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ドリームワークスアニメーション最新作にて『クルードさんちのはじめての冒険』の続編。クルード一家が新たな人間や動物たちと遭遇する物語になっています。

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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編

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Demon Slayer -Kimetsu No Yaiba- The Movie: Mugen Train。
言わずと知れた日本歴代興行収入記録を更新中の大ヒット少年漫画の劇場版。しっかり米国上陸も果たしています。

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ドリーム・ビルダーズ ミナと秘密の夢工場

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Dreambuilders。父の再婚によって義理の姉が出来た少女が、他人の夢の世界に入り込むという物語。すでに日本上陸を果たしているので、配信やDVDレンタルで観ることが出来ます。

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アーヤと魔女

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Earwig and the Witch。スタジオジブリ最新作にして宮崎吾朗監督最新作。
日本ではTV放送作品となりましたが、英語吹き替え&劇場公開を果たしています。

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Kill It and Leave This Town

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コラージュやアニメをルーズリーフに描いたりと独特の演出のアニメーションが魅力の制作期間11年というポーランド発の力作。日本でも新千歳空港国際アニメーション映画祭で上映を果たしております。

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ルパン三世 THE FIRST

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Lupin III: The First。2019年に日本でも劇場公開されたルパン三世初の3DCG映画。意外と昨年はいろんなアニメーション映画祭で名前を見かける作品でした。

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Mosley

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ニュージーランド発のアニメーション映画。人間に使役される事になる4足歩行の珍獣の物語。かつては二足歩行だったようだけど、この動物なに。

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My Favorite War

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冷戦時代のソ連支配下のラトビアを舞台に、監督の少女時代を描いたドキュメンタリー作品。新千歳国際アニメーション映画祭では、長編コンペでグランプリを獲得している作品です。

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Nos Ili Zagovor Ne Takikh

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ニコライ・ゴーゴルの小説「鼻」を題材に、ロシアの映像作家アンドレイ・クルザノフスキーさんがアニメーションを製作。シュールな絵面が魅力的な映画です。

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チェリー・レイン7番地

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No.7 Cherry Lane。1967年の香港を舞台に、大学生の青年が少女とその母親と出会う物語を描いた一本。こちらは2019年の東京国際映画祭で日本上映されております。私は見逃しているので観たい。

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音楽

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On-Gaku: Our Sound。2020年の日本公開作品『音楽』も米国上陸を果たしております。すでに国内外の各種映画賞で高い評価を獲得しているだけあって、こちらの賞レースでの健闘にも期待です。

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2分の1の魔法

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Onward。延期に見舞われながらも夏に日本公開を果たした、死んだ父ちゃん半分しか復活できなかったファンタジー。果たして、上半身を復活させることはできるのか。日米共に興行結果は残念なことになっていますが、内容は凝っている2020年のPIXAR最新作1本目。

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フェイフェイと月の冒険

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Over the Moon。ディズニー出身のグレン・キーン監督による中国を舞台にした長編作品。日本でもNETFLIXにて配信済み。日本版主題歌にはYOASOBIの幾田りらさんが参加しております。

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白雪姫の赤い靴と7人のこびと

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Red Shoes and the Seven Dwarfs。韓国発、ワケあり白雪姫とワケあり小人たちによるファンタジー作品。日本でも今年2021年の「未体験ゾーンの映画たち」に選出されており、間も無く日本上陸します。

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きみと、波に乗れたら

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Ride Your Wave。日本では2019年に劇場公開された湯浅政明監督の最新長編作品。世界的にも高い評価を獲得している同監督だけに、こちらでの健闘にも期待。

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弱虫スクービーの大冒険

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SCOOB!。スクービー・ドゥーシリーズ最新作......でありながらハンナ・バーベラ作品のキャラクターも続々と登場する3DCG長編作。日本では劇場公開するなんて話があったのですが、結局うやむやになりビデオスルー上陸となりました。

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ひつじのショーン UFOフィーバー!

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A Shaun the Sheep Movie: Farmageddon。『ひつじのショーン』シリーズの最新長編作品。ショーンの元に宇宙人が訪れて、宇宙人を帰してあげるためにてんやわんやする楽しい作品。日本でも2019年に劇場公開を果たしています。

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ソウルフルワールド

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Soul。夢を叶えようとした間近になって、死にかけて魂の世界へ迷い込んでしまった男の物語を描いたPIXAR最新作2本目。日本でも、アメリカと同時タイミングでDisney+にて配信されています。

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スポンジボブ スポンジ・オン・ザ・ラン ※途中で離脱

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The SpongeBob Movie: Sponge on the Run。公開まで紆余曲折を経て結局配信作品となってしまった、スポンジボブの最新長編作品。日本でもNETFLIXにて配信済みです。

※2021年2月14日追記

パラマウントによってエントリーから外されたようです。理由は発表されていませんが、不思議な動きですね。

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僕とロボと不思議な惑星

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Terra Willy。無人の惑星に不時着した少年のサバイバルが描かれるSFアドベンチャー。昨年末に日本にもビデオスルーの形で上陸を果たしています。

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トロールズ ミュージック★パワー

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Trolls World Tour。ドリームワークスアニメーションの人気IP、『トロールズ』の長編作品第二弾。音楽の趣向を題材に分断、そして共生を描きます。日本でも2020年に劇場公開を果たしています。

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泣きたい私は猫をかぶる

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A Whisker Away。元々は劇場公開予定だったものの急遽NETFLIX配信になったことで、全世界配信作となったことでも話題を呼んだスタジオコロリド最新長編作。

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ウィロビー家の子供たち

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The Willoughbys。凄まじい毒親のもとに生まれた子供達が孤児になろうと奮闘する姿をコミカルに描いたNETFLIX配信作品。2021年の個人的ベスト映画なので、実は私が今回一番推しているのは本作です。

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ウルフウォーカー

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Wolfwalkers。カートゥーンサルーンのケルト三部作、最終作にして最新作。狼に変身できる少女とハンターの子供である少女が出会う物語。昨年末には日本でも劇場公開を果たし、AppleTV+というマニアックな配信サービスでも数少ない配信作品として名を連ねています。

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以上27作品を一挙に紹介しました。
日本作品は全部で以下の6作品がエントリーしております。

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編
アーヤと魔女
ルパン三世 THE FIRST
音楽
きみと、波にのれたら
泣きたい私は猫をかぶる

ノミネート作品の発表は現地時間の2021年3月15日
アカデミー賞の授賞式は現地時間の2021年4月25日
それぞれ発表されていきます。

※2020年3月16日追記

ノミネート作品が発表されました!↓

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