第93回米アカデミー賞結果発表!アニメ部門注視!『ソウルフル・ワールド』vs『ウルフウォーカー』!
2021年4月25日......日本だと26日。
映画賞シーズンのクライマックスとも言える、米国アカデミー賞の授賞式が行われました。
今年の作品賞は『ノマドランド』。
まだ観れていないので、どこかのタイミングで観ておきたいところですね。
実写作品をほとんど追えていないので、結果を聞いてもまだピンと来ていないのですが、やはりアニメーション部門は別。
例によってこの記事ではアカデミー賞のアニメーションに関する2つの賞の結果をピックアップします。
第93回アカデミー賞長編アニメーション作品賞
まずは長編アニメーション作品賞。
ノミネート作品5作品をおさらいしましょう。
■2分の1の魔法
■フェイフェイと月の冒険
■ひつじのショーンUFOフィーバー!
■ソウルフル・ワールド
■ウルフウォーカー
以上。ノミネート発表当時の記事もあるので、こっちもチェックしてくださいませ。
今年の賞レースは『ソウルフル・ワールド』がぶっちぎりの成績を誇り、それを『ウルフウォーカー』が追う感じ。ある意味、その二人が集う頂上決戦的な感じもあります。
一方で、アードマンスタジオは、過去に『ウォレスとグルミット』でアカデミー賞を獲得していたりと大番狂わせの前例もあるので、『ひつじのショーン』の受賞も数パーセントあったりするのかな......という感じもします。
昨今力を付けているNETFLIXの『フェイフェイと月の冒険』もそんな感んじの大番狂わせ枠といったところ。
唯一部が悪いという意味では『ソウルフル・ワールド』と同じPIXAR枠の『2分の1の魔法』。その他を抑えて本作が受賞する流れが思い描けないのが、悩ましいところです。作品としては好きなんですけどね。
で、この長編アニメーション映画賞の結果はと言えば......
ソウルフル・ワールド!!
でした。
昨年の『トイ・ストーリー4』に続いて、今年もPIXARが持って行きました。もうここまで今年の賞レースを総ナメにしているとなると、逆に本作以外が受賞した方が「なんでやねん」って感じにはなりますよね。
作品としては本当によくできているので、賞自体に色々言いたいことはありますが、結果には納得です。
ちなみに、作曲賞も受賞しました。さりげに音楽部門でも強い映画です。
祝2冠。おめでとうございます。
第93回 アカデミー賞短編アニメーション作品賞
続いて、短編アニメーション部門。
ノミネート作品はこの5作品です。
■夢追いうさぎ
■愛してるって言っておくね
■OPERA
■Yes-People
■Genius Loki
この中で見事、受賞を果たしたのは...
『愛してるって言っておくね』!
でした。
NETFLIXの短編アニメーション作品。
影を使った演出の妙はもちろんのこと、本作の物語がある瞬間に具体性を持った時の衝撃が思ったよりも大きい一本。邦題の意味が分かった瞬間がなお痛い必見の傑作です。
ぜひNETFLIXを契約している人は観てみてください。
そんな感じで、今年も無事アカデミー賞発表を終えました。
今年はもはや『ソウルフルワールド』が強すぎて面白くないぐらいの勢いでしたが、それも映画賞の面白いことなのかもしれません。
これで今期の賞レースもひと段落。すでにスタートしている2021年度も面白い映画が充実して、先の読めないぐらいの傑作が揃う一年になることを期待しています。
今年のようなぶっちぎりの年もたまには面白いですけどね。たまには。
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昨年のアカデミー賞の記事。
昨年のノミネート記事。
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