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【映画レビュー】レア映画『アダムが変わるとき』の感想&ジョエル監督QAレポート

映画祭にて日本公開された海外のアニメーション映画の感想です。


『アダムが変わるとき』を新潟国際アニメーション映画祭で観てきました。

アダムが変わるとき
(原題:Adam change lentement)
制作年:2023年 / 制作国:カナダ
96分
監督:ジョエル・ヴォードロイユ

周囲の悪口などに合わせて、身体が変化してしまうという15歳のアダムを描いた作品。

キッチュなビジュアルに不安を感じてしまうかもしれませんが、実は本作は昨年のアヌシーではコントルシャン部門にノミネート、そしてオタワでは長編コンペのグランプリ、そして新潟国際アニメーション映画祭でも長編コンペでグランプリを獲得しました。

『アダムが変わるとき』のざっくりとした感想

そんな『アダムが変わるとき』を観てきた感想をざっくり一言で言うと……

あまり好きにはなれない……

といった感じ。

メッセージ性や先進性のようなものは確かにあるのだけど、アダム含め登場キャラの多くが捻くれた性格なので、結構終盤まで誰も好きになれず嫌な気分になってしまいました。

監督曰くの「美について描きたかった」という点はおさえられているのだけど、個人的には手放しで褒め難い映画でした。

具体的な内容とネタバレありでもっと踏み込んだ感想を書いていきます。


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