細田守監督の幻の映画『劇場版ゲゲゲの鬼太郎 鬼太郎の幽霊電車3D』とは?
細田守監督と『ゲゲゲの鬼太郎』
細田守監督が、かつて東映アニメーションに勤めていたことは有名な話なのですが、『おジャ魔女どれみ』や『デジモンアドベンチャー』の話がよくピックアップされて、あまり言及されないのが『ゲゲゲの鬼太郎』(4期)。
実は、幼稚園に通ってたぐらいからゲゲゲの鬼太郎ファンだった私は、この『ゲゲゲの鬼太郎』(4期)が本当に大好きでもっとピックアップされても良いのに!と強く思っていたりします。
......なんて思いながらも、細田監督が演出に携わったのは、番組終了間近の3話のみ。作品を代表する人物かと言われるとそうでもないのも事実ではあったりします。
いずれもコミカルな要素が強いエピソードであり、だるまの回はアニメシリーズごとに制作される定番エピソードなので、シリーズごとに比較しても面白いかもしれません。
基本的にギャグ演出が強い一方でこの頃から、「おっ」と思わせるカットもあるのが印象的。113話『鬼太郎対三匹の刺客!』の、お地蔵さんが並ぶシーンなんて今観ると、何気ない一場面なんですが、絵になるカットで痺れますね。
『バケモノの子』の石になった賢者のシーンなんかも思い出します。
細田守鬼太郎のレア作品『ゲゲゲの鬼太郎 〜鬼太郎の幽霊電車〜』
さて、そんな細田守監督が手がけた『ゲゲゲの鬼太郎』の中でも一際異彩を放つ存在の作品があります。その名も『ゲゲゲの鬼太郎 〜鬼太郎の幽霊電車〜』。細田守ぴあなどでも、作品紹介から除外されているレアアニメです。
まだ3D映画が浸透する以前に、3Dメガネをかけさせる映像作品として登場した貴重な中編作品でした。
制作こそ1999年で、遊園地などでのイベント上映を果たした作品だったのですが2009年に『とびだす!3D東映アニメまつり』というプログラムの1つとして、再上映を果たしました。
厳密には映画......ともちょっと違った立ち位置の作品なのですが、実は私、当時偶然にもこの作品を見に行ってまして、この作品をリアルタイムで体験していたりします。
この作品が一体どんな作品なのかをより詳しく紹介していきます。
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