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第94回米国アカデミー賞結果発表!続・ディズニーvsミッチェル家
今年の賞レースの季節もひと段落!
現地時間の3月27日にロサンゼルスのドルビー・シアターにて、第94回アカデミー賞授賞式が開催されました。
クリス・ロックによる侮辱によるウィル・スミス氏のビンタ騒動や、『ドライブ・マイ・カー』の国際長編映画賞などが日本では話題ですが、例によって私のnoteではアニメーション作品たちの動向をピックアップして参ります。
長編アニメーション部門の結果は?
まずは本命、長編アニメーション部門について。
今年のノミネートは以下の5作品。
![](https://assets.st-note.com/img/1648472885867-W5XX4fD99p.png?width=1200)
『ミラベルと魔法だらけの家』
『FLEE』
『あの夏のルカ』
『ミッチェル家とマシンの反乱』
『ラーヤと龍の王国』
以上の5作品から見事、アニメーション賞を受賞したのは…..
『ミラベルと魔法だらけの家』でした。
🎉Congratulations to the fantastical cast and crew of #Encanto for winning the Academy Award for Best Animated Feature Film! #Oscars pic.twitter.com/lRjkLjiuNt
— Disney Animation (@DisneyAnimation) March 28, 2022
やはりアカデミー賞ではディズニー強し!
日本ではそれほど流行こそした雰囲気はありませんが、海外では挿入歌の「We Don’t Talk About Bruno (秘密のブルーノ)」が配信後にバイラルヒットするなど話題になっていたりとムーブメントを作った一本。
ディズニーとしても記念すべき長編60作目の作品として力を入れていた作品ということもあり、ある意味、本命の受賞となりました。
『ミラベルと魔法だらけの歌』の音楽部門での結果は?
そんな『ミラベルと魔法だらけの歌』は作曲賞と主題歌賞にもノミネートを果たしていましたがそちらでの結果は、と言うと……。
作曲賞ノミネート&受賞(★受賞作)
★ DUNEデューン砂の惑星 /ハンス・ジマー
・ドント・ルック・アップ/ニコラス・ブリテル
・ミラベルと魔法だらけの家/ジャーメイン・フランコ
・パラレル・マザーズ/アルベルト・イグレシアス
・パワー・オブ・ザ・ドック/ジョニー・グリーンウッド
主題歌賞ノミネート&受賞(★受賞作)
★007ノー・タイム・トゥ・ダイ/「No Time To Die」
・ドリームプラン / Be Alive
・ミラベルと魔法だらけの家 / Dos Oruguitas
・ベルファスト / Down To Joy
・Four Good Days / Somehow You Do
残念ながらどちらも受賞を逃すと言う結果に!
アニメーション作品が特別強いわけでもないので、シャーナシ。
3部門ノミネートの『FLEE』の結果は?
そして他の部門を跨いでのノミネートを果たしているといえば忘れてはいけないのが、3部門ノミネートの『FLEE』。
残念ながら長編アニメーション部門は逃してしまったわけですが、その他の国際長編映画賞や長編ドキュメンタリー賞はと言うと……
国際長編映画賞ノミネート&受賞(★受賞作)
★ドライブ・マイ・カー
・The Worst Person in the World
・The Hand of God
・FLEE
・ブータン山の教室
長編ドキュメンタリー賞ノミネート&受賞(★受賞作)
★サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)
・Attica
・Ascension
・FLEE
・燃え上がる記者たち
ご存知国際長編映画賞は『ドライブ・マイ・カー』が持っていき、長編ドキュメンタリー賞も『サマー・オブ・ソウル』が持っていってしまい、残念ながらの無冠となってしまいました。
ノミネートの数が多くても受賞に結びつかないものなのだという、例となってしまいましたね。
本年度アカデミー賞🏆にて受賞された皆様、おめでとうございます✨
— 映画『FLEE フリー』6/10(金)ロードショー (@FLEE_JP) March 28, 2022
長編国際映画賞、長編ドキュメンタリー賞、長編アニメーション賞の3部門でノミネートされた『FLEE フリー』は、惜しくも受賞ならずでしたが6/10(金)の公開に向けて邁進してまいります❗️ pic.twitter.com/fw9KpXavjf
受賞こそできませんでしたが、日本での興行は6月10日(金)からスタートということで、受賞できなかった分、力を入れて応援していきますよ。
短編アニメーション部門の結果は?
そして、忘れちゃいけないのが、短編アニメーション部門。
こっちは珍しくディズニー陣がノミネートされていないのがちょっとサプライズの並びとなっています。
![](https://assets.st-note.com/img/1648474591222-OJ8tOsfBtw.png?width=1200)
『Affairs of the Art』
『Bestia』
『Boxballet』
『Robin Robin(ことりのロビン)』
『The Windshield Wiper』
以上、5作品の中から見事受賞を果たしたのは……
『The Windshield Wiper』でした!
![](https://assets.st-note.com/img/1648474738442-RAtQnBjj6F.jpg?width=1200)
本作を愛を題材に雑多にいろんな人々の姿が描かれる、15分ほどのアニメーション作品。
監督を務めたのは、スペインのアニメーション監督アルベルト・ミエルゴ氏。2019年のエミー賞やアニー賞で注目を浴びた『ラブ、デス&ロボット』の『目撃者』のエピソードの監督でもあります。
いずれも年齢制限が設けられるようなシーンが挟まれている作品なのですが、精神的にオトナなみなさんには是非是非オススメのカッチェーアニメーションで個人的にはオススメです。
以上が今年の米国アカデミー賞の結果でした。
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去年のアカデミー賞の結果はこちら(↓)
今年のアカデミー賞のノミネート段階でのあれこれはこちら(↓)
ノミネート前のエントリー段階での作品集はこちら(↓)
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