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前代未聞!『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q EVANGELION:3.333』が作業不備で上映見合わせ

こんにちは。
アニメ映画ライターのネジムラ89です。

そんなことあるの!?という驚きのニュースが飛び込んできました。

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q EVANGELION:3.333』が作業不備で上映見合わせ

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出典:https://www.evangelion.co.jp/news/q3333_exposition/

本日1月8日(金)にIMAXスクリーンで『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』のアップデートバージョン 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q EVANGELION:3.333』が上映されるはずだったのですが、なんと当日の朝になって、急遽上映一時見合わせの発表がされました

その理由がこちら。

本日1月8日(金)から公開を予定しておりました『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q EVANGELION:3.333』のIMAX®上映素材において、株式会社カラーの納品した映像、音声素材に対し、IMAX®仕様への仕上げ作業をおこなった際、IMAX®社作業過程において一部音声トラックの未反映による重大な作業不備が発覚したため本来あるべき作品としてお客様へご鑑賞いただくことができない事態が判明いたしました。
ついては本日1月8日(金)からの上映を一時見合わせることとなり、上映を楽しみにお待ち頂いていた皆様には誠に申し訳なく、心よりお詫び申し上げます。
上映の目処が立ちましたら、改めてお知らせを致します。

<すでにチケットをお買い求めいただいたお客様へ>
お買い上げ頂きましたチケットにつきましては、払い戻し手続きを行わせていただきます。
大変お手数ではございますが、購入された劇場へお問い合わせをお願い致します。

出典:https://www.evangelion.co.jp/news/q3333_caution/

時期的には新型コロナウイルスの影響や、緊急事態宣言に伴う自粛を想像してしまいますが、原因はまさかの作業不備

驚きです。

作業自体はIMAX®社側での工程らしいのですが、カラーさんもしっかりチェックができていなかったことも問題。割と大きめな信用問題になりかねない事件です。

そんなことあるの!?影響の大きさ

もちろん作業不備による上映当日の見合わせは、異例中の異例。

前日まで予約チケットを販売もしているので、そのキャンセル対応もしなければいけない上に、上映するつもりだったスクリーン枠に穴まで空ける......という映画館側にとって大きな負担となる事態です

エヴァに限らず、アニメーション映画は意外と、上映日ギリギリに完成して、土壇場での劇場への納品というパターンが多いので、以前からその体制に不安は感じていましたが、最悪のパターンが“ついに”という形で発生してしまいましたね。

今回の課題が、ギリギリまで気づかなかった、ことが原因なのか、気づける余裕を設けられなかった、ことが原因なのかはわかりませんが、映画が完成して上映素材を映画館に送っても、もちろん各映画館側は上映前に試写をしたりする必要があるので、上映時間前に届けば良いってことじゃないことを踏まえてスケジューリングを改めるべき事態でした。

本件に関しては映画館側は全然悪くありませんので、キャンセルの連絡があった方もスタッフの方には優しく接してあげてくださいね。

続報:IMAX®️コーポレーション・東宝株式会社からお詫びを発表(20/01/08夜追記)

早くも、IMAX®︎コーポレーションと東宝株式会社からもお詫びの連絡が発表されました。

IMAX®️コーポレーションの声明はこんな感じ。

過日、IMAX シアターで実施された 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q
EVANGELION:3.333』最終クオリティーチェックの際に、技術的な面の過失による不備が発覚しました。そして、そのことにより、本日から IMAX シアターにて限定公開予定であった同作品の上映を一時見合わせざる得ない状況となってしまいました。
IMAX は、『エヴァンゲリオン』ファンの皆様、株式会社カラー、東宝株式会社、並びに東映株式会社に対し、今回発生してしまった重大なエラーに対し、深くお詫び申し上げます。
IMAX は、本件の責任を認め、そして、修正した新たなデータを各 IMAX シアターに再納品いたしましたこと、この場を借りてご報告いたします。
なお、今回の上映一時見合わせについては、あくまで IMAX の技術的な問題のため、株式会社カラーの映像制作スケジュール、納品スケジュールに起因する事案では断じてありません。
また、IMAX シアターでの上映が予定されている『シン・エヴァンゲリオン劇場版』では、同じ事態に陥らないよう細心の注意を払い制作することを約束いたします。
一人でも多くのファンの方々に、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:QEVANGELION:3.333』と『シン・エヴァンゲリオン劇場版』を IMAX で体験していただけることを、心よりお待ちしております。

出典:https://info.toho.co.jp/Information.pdf

なんと言っても

今回の上映一時見合わせについては、あくまで IMAX の技術的な問題のため、株式会社カラーの映像制作スケジュール、納品スケジュールに起因する事案では断じてありません。

ここですよね。

あくまでも今回の件は、カラーのスケジュール進行は悪くなかったとのこと。......とはいえ、チェックまでもスケジュールの内だと思うのは厳しい見方かもしれないですが、無罪放免みたいなのも違うと思うのでこの一件はしっかり今後に生かして、日本の興行の歴史上唯一のレアケースとしていって欲しいところです。

そして東宝の発表はこんな感じ。

平素より東宝配給作品をご高配賜り、厚く御礼申し上げます。
このたびは、本日から公開を予定しておりました『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:QEVANGELION:3.333』(配給:東宝、東映、カラー)の IMAX 上映の一時見合わせにつきまして、本日の上映を楽しみにお待ちいただいていたお客様には心よりお詫び申し上げます。
本日 IMAX社により IMAX各シアターへの修正データの再納品が完了いたしましたため、明日1月9日(土)より本作品の IMAX 上映を順次開始できる運びとなりましたことをお知らせいたします。
なお、大変お手数ではございますが、上映スケジュールの詳細につきましては、各上映劇場へお問い合わせくださいますようお願い申し上げます。
今後はこうしたことの起こらぬよう、再発防止に努めてまいります。このたびの上映見合せにつきまして、お客様、ならびに本作品の製作会社の株式会社カラーの皆様をはじめ関係者各位に多大なご迷惑をおかけしましたこと、重ねて深くお詫び申し上げます。

早くも1月9日(土)からの上映が発表されました
逆に仕事の早さにビビりますよね。

緊急事態宣言発令下で結構慌ただしいことになっていると思いますが、何にしても奔走していた関係者のみなさまお疲れ様でした。
しっかり劇場で映画を楽しめることには感謝です。
ありがとうございました。

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