初めての抗がん剤①
治療スケジュール
私の悪性リンパ腫(濾胞性リンパ腫)では、ガザイバ+トレアキシン(GB療法)という治療法がスタンダードのようで、私もそれを実施しました。ガザイバという薬は、免疫細胞ががん細胞を攻撃する力を高める作用があるそうです。薬価を調べてみると1瓶(1000mg)で45万円もするそうです!高額療養費制度がなければ、これを6クールもやったら、300~400万円は超えてしまう計算です。
1日目は、まずアレルギー予防の点滴を30分行いました。その他にも昨日から、副作用予防の薬を飲み始めました。その後、ガザイバという抗がん剤を4時間以上かけて点滴をしていきました。はじめは、12ml/hという入っているかどうかわからないくらいのゆっくりからはじめ、30分ごとに速度を速め、最終的には100ml/hまで上げていきます。
副作用
私の場合は、途中で喉のイガイガが出てきたので、途中でガザイバの投与をストップし、ステロイドを30分はさみ、再開しました。これは、インフュージョンリアクションといって、初回の点滴時に起きやすい症状だそうです。ほかにもインフュージョンリアクションには、悪寒、気分が悪くなる、顔や体のかゆみ、息苦しさ、頭痛などがあるようです。このような症状が起きたときは、すぐにスタッフを呼ぶと対応してくれます。
その他の副作用としては、37度前後の微熱が続きました。吐き気や脱毛といった副作用は今のところ出ていません。
また、血液検査から以下のような副作用が分かるようです。
・白血球減少:治療開始後10~14日ごろに最も白血球が減り、菌やウイルスに感染しやすくなります。人混みをさけるなどの感染対策が必要です。
・血小板減少:血が止まりにくくなるので、けがに注意。
・腎機能障害:抗がん剤でバラバラになった癌が腎臓に溜まって、腎臓の働きが悪くなってしまいます。1日1Lの水分を心がけましょう。
感想
とりあえず、初日は大きな副作用もなく安心しています。ただ、まだ顎の感覚麻痺は変化がないので、これからの経過を見たいと思います。次回投与するトレアキシンは癌細胞を殺す働きがあるようなので、そちらに期待をしたいと思います。
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