【心理学】ピグマリオン効果とゴーレム効果
どうも、こんにちは。最近、心理学に興味津津のNeji(ねじ)です。
noteで小ネタを出していこう、と思った
心理学の雑学本を読むことに最近ハマっています。
せっかくなので、「最近自分が知った雑学」を、noteのネタにしていこうと思いました。
もちろん、私は心理学の専門家ではぜんぜん無いので、あくまで「友達が言ってる世間話」程度で読んで頂ければ嬉しいです。
「ピグマリオン効果」というものがある
ピグマリオン=ギリシャ神話に登場する王様の名前。
ピグマリオンは「理想の女性」を追い求め、「オレが考えた最高の女」を彫刻として表現します。そしてそれを切望していたところ、(神様の力により)彫刻が現実の女性に成り、自らの妃に迎える、という話です。
心理学における「ピグマリオン効果」とは、このように「この生徒は、特別素晴らしいに違いない」と教師が思い込むことで、教師の行動が影響を受け、結果「実際に生徒が優秀になる」という現象です。
実際の実験として、ロバート・ローゼンタールさんが1964年に試したそうです。その時は、学校に通う子どもたちのうち、ランダムに選んだ数名を「この子達は特別に優秀だ」と担任教師に吹き込みました。すると、それを信じた教師は実際に「その子どもたち」に期待をし、彼らの才能が開花するような振る舞いを見せました。その結果、「教師からの良い振る舞い」を受けた子どもたちは、実際に優秀になった、とのこと。
思うに、これは「ポジティブなバイアス(偏見)」が影響したのでしょうね。「最初に思い込む」ことで、対象への振る舞いが影響を受け、それが対象にも作用する。正しく活用すれば、良いメソッドだと思います。
対となる「ゴーレム効果」
ピグマリオン効果の逆版、つまり悪影響を及ぼすものとして「ゴーレム効果」というものもあるそうです。
簡単に言うと「対象の人物について、周囲が期待をしていないと、実際に対象はパフォーマンスの低い人物になる」という現象です。
「彼は無能だ」と周囲が思い込み、それに即した態度で接することで、実際の当人がその型にはまる人間になってしまう、ということですね。
「現実の職場」でも使われているの、見たことある
ピグマリオン効果もゴーレム効果も、原理は「先行する偏見」です。言い換えると「印象操作」の類いですね。
私も、実際にこれらが発生している現場にいた事があります。
特に、私自身が受けたのは「ゴーレム効果」の方でした。私が途中参加したチームで、古株のメンバーが「あの新入りは、自分よりは劣る人物であってほしい」という願望を持っていた結果、実際に働き出すより前に「あいつはダメそうだ」といううわさを撒かれていました。その結果、周囲の人に「こいつはダメなやつだそうだ」という態度で接してこられ、それなりに辛い思いをしました。
ちなみに自己フォローのために申し上げると、私は実際に優秀な技師であったため、実績で現場の偏見を払拭し、(まともなメンバーには)信頼されるようになりました。またゴーレム効果を悪用していた人たちは、私がその現場を離れたあと、失脚したそうですw
「仲間の成功を期待する」良いメンバーでありたい、よね
ピグマリオン効果もゴーレム効果も、それが発生する根源には「誰かの願望」があると思います。自分に都合が良い状況であってほしい、という気持ちですね。
この「自分に都合が良い」というのは、具体的にはどんなことでしょう?
「自分に自信があり、リスペクトできるメンバーに囲まれて、良い仕事をしたい」という願望を持った人物に、できる限り近づきたいですね。「自分より優秀な人間には来てほしくない」なんてことを願う人間にはなりたくないな、とこの効果を勉強して、思いました。
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