ワタシの"カンドコロ"鈍ってるかも!?
9月第2回「学び」を学ぶ。の開催レポート
「いい探究とは?」 下記のイベントを開催しました^^
ネイバーシップの増田ちかです。
9月の月イチ「学び」を学ぶ。レポートをお届けします。
今回のタイトルは、「探究のカンドコロを探る」
個人的に、今回のタイトル、「探究のカンドコロを探る」ってとっても、わかりづらいよな。。と、参加者さんがいらっしゃるかどうか不安を抱いていました(><)(ネイバーシップのみんなで決めたのにこんな風に書くと突っ込まれそうですが)
私の心配とは裏腹に、当日までに、申し込みしていただいていた方の3倍以上の方が集まり、、25名。参加者は、高校生から大人までさまざま。
ワタシのカンドコロ 鈍ってる?! こんなにたくさんの方だきてくださって!
という嬉しい誤算はさておき、、、
ご参加くださったみなさんの数に、伊那谷の大人たちの教育や子供たち、地域への関心の高さを感じずにはいられませんでした。
私たちネイバーシップが目指すもの
地域の子どもたちの学びを大人たちでもっと支えていくことを目指してる私たちにとって、このイベントや私たちの活動は、参加したり、関心を寄せてくださる方がいらっしゃることで成り立つのだと考えています。
今回もたくさんの方に参加いただき、どんどん一緒に地域の子どもたちの学びをより良い形で支えることを一緒に模索していける仲間が増えていくことに希望を感じています。一緒に面白いことができる仲間が増えていく。
そんな世界線を一緒に楽しめたらいいなと思っています。
来れなかった方にも内容を 少しですがシェアしたいと思います。
手を動かしながら探究の授業をしたお話
最初にお話しくださったのは、ものづくりをされている橋本圭太さんです。
橋本さんは、授業の依頼を受けて実践した数例を共有してくださりました。
その中でも興味深かったのは、実際に手を動かして物作りをし、授業の間に問題が起きて解決していくというお話。
例えば、40センチ四方の箱を使って椅子や本棚を作るプロジェクトでは、デザインプロセスを通じて、全員で考えを形にしていく過程を大切にされたことを伺いました。。
何が正解かはないけれど、実際に時間内で終わらせる難しさも感じつつも手を動かして行った探究の授業は、その場で、問題が発生したり、わからないことが起きる。その場で解決していく実践の場だったそうです。
違和感の育て方という10回の授業を行った話
次に、シビック・イノベーション拠点「スナバ」を運営している赤石望さんのお話。赤石さんは、自分の違和感をテーマに授業を行った話をしてくださいました。
キャリア教育の実践の中で依頼を受けた、10回で完結する授業のお話でした。
お話を受けた時に、キャリアを教育するということにまず違和感を感じたそうです。「キャリアって教育できるのか?」と。中学生たちが自分の考えや価値観を深く見つめ、違和感を育てていくことが、将来の成長につながると思ったことから、その場で出てくる子どもたちの違和感をテーマに10回の講座と最後の発表まで行ったそうです。
発表の表現方法はさまざまで、赤石さんがラップを中学生の頃から大好きだということで、ラップで発表する子もいたそうです。
「子供たちから教わりながらやっていった 講座だった。」
とおっしゃっていたのが印象的でした。
お二人のお話を通して感じたのは、個人の主体性とチームの協調性も大事にされていて、生徒たちが安心して意見を出せる場作りをされているということです。
イベント全体を通して、探究学習における時間管理の難しさ、生徒たちの興味を引き出す方法、特に、ゴールのない問いに向き合うことで、より深い学びや気づきを得ることの意義について対話することができたように思います。
決まりきった正解を求めるのではなく、対話を通じて個々の成長や新たな視点の発見を大切にする姿勢が、今回のイベントの大きなテーマになったかな?
参加者の皆さんの感想 (一部抜粋)
・探究学習の私のイメージはモヤモヤよりワクワクかなと思った
・違和感を育てる
・自分の意見を言って周りから意見をもらう探究にゴールを求めない探究ってなだ?
・探究って自由だ。
・橋本さん「誰かのドラえもんでありたい」という言葉が印象的でした。
(大人として自身が経験してきたことやスキルを子供たちが欲しいと思ったときにパッと出せる人でありたいと思いました)
・赤石さん準備した物をすべてなしにして車座で話し合って進めたというところ。
関われる時間の長さもありますけど、このベースがとても重要だと感じました。
・赤石さんのお話の中で、「生徒一人ひとりの興味や関心を出発点に、一緒に対話をしながらそれぞれの学びを積み上げていく」という点が印象的でした。
・個々の興味から探究を始め、学びを積み上げていくプロセスの中で、わからないことを他の人に聞いたり、一緒に探究したりする中で自然と協働が生まれる
・個々の興味や学びの特性は一人ひとり違う、というスタンスから探究を始めることが橋本さん赤石さんの両者の共通するポイントでもあった。
・その中で教育者やファシリテーターの役割として、知識や引き出しの準備はするものの、それらに当てはめることはせず、その場の雰囲気や参加者の特徴によって即興で組み立てていく、という話も共感しました。
・揺らいだり混ざり合う世界
・センサー、カンドコロ
・大人は自分の経験で判断してしまう
・自分の中で芽生えている感情を出すことによって、他の人とのつながりをもう一度見直すことができる
もっと感想をいただいているのですが、今回の記事はここまでで!!
月イチ「学び」を学ぶ。
ゴールを急がず、違和感やモヤモヤを受け入れながら、世代や立場を超えて互いに学び合う場を今後も作っていけたら嬉しく思います。
カンドコロ(センサー)も共に上げていきたいですね^^
タイミングが悪くて参加できなかった方もまたご一緒できたら嬉しいです。
次回の月イチ「学び」を学ぶ。は、、、テーマはお金 10/30(水)夜です!
ご参加お待ちしています^^