この楽曲が凄い！

ねーじゅ

僕は推しメンが脱退したらそのまま自分も現場から消えてしまう方が美しいと感じてしまうヲタクだ。
現場に残って他のメンバーたちを応援する人たちの方が、人間としてもヲタクとしても優しくて正しいと僕だってわかってるけど、そういう応援の仕方が自分にはどうしてもできない。
そんな性格だから、特定の事務所のアイドルをメンバーが変わっても推し続ける『事務所のヲタク』みたいな人たちのことも、僕には全く理解できなかった。
でも2022年、なぜか僕はまさに自分が忌み嫌ってきた『事務所のヲタク』をしている…(厳密には『プロデューサーのヲタク』かな)

僕はDAICHIさんの楽曲が好きだ。そしてDAICHIさんのプロデュースするアイドルグループが好きだ。さらには、他に選択肢はあっただろうにDAICHIさんの事務所に飛び込んできた女の子たちが大好きだ。そして本当に不思議なことに彼女たちは全員漏れなく信じられないくらい良い子たちだよね。
ただ、僕はまわりの仲間たちと違って、DAICHIさんの事務所から離れていた期間が結構長い。もう二度と戻んねーと思ったり、またふらっと帰ってきたり、放蕩息子みたいなものだ。その点、みんなより少しだけ俯瞰して見ているところはもしかしたらあるのかもしれない。

DAICHIさんのプロデュースする各アイドルグループには、同事務所のアイドルと思えないくらいに全く連続性を僕は感じていない。
姫事絶対値に対して偶想Dropの妹グループという見方をしたことは一度もないし、チキブロや蔦ノ音が姫事の妹グループという風にも思ったことがない。
各々のグループが各々のグループにしか歌えない、各々のグループを深く掘り下げて作られた楽曲を歌っていることがその理由の1つだろうし、各グループごとでメンバーの空気感が全く異なっているのもその理由なのだろう。姫事の曲には姫事のメンバーが歌ってこその説得力があるし、チキブロも蔦ノ音もあのね、もまたしかりだ。

その一方で、DAICHIさんの作る曲の歌詞、世界観、メロディー、音使い、曲構成等には明確に共通した『色』があるようにも感じる。全然違う曲調なのに『あ〜、やっぱDAICHIさんの曲だな〜』となってしまう。
登場人物もジャンルも個々に異なる楽曲は、DAICHIさんから見えている同じ世界、言わばDAICHIユニバースの中でそれぞれのグループが紡いでいる物語のように僕には思えるのだ(MARVELのヲタクすぐユニバースとか言い出すよな)
だから、過去から現在までのDAICHIさんの曲全部を同じフィールドに並べて一斉に見てみたらどんな風になるのかなと興味を持ってしまって、楽曲総選挙やりたいなんて言い出したのである。全く迷惑な話だ。
巻き込んでしまったヲタクたちも、勝手に貰い事故的に巻き込まれてしまったアイドルさんたちも、ほんとごめんな…

総選挙をやる場合、好きな曲という基準で選ぶと絶対に推しメンに肩入れしてしまったり、思い出補正に左右されてしまうから、客観的に見て『凄いと思う曲』という基準で選んでもらうことにしました。僕は結構小説をよく読むんだけど、宝島社の『このミステリーが凄い！』大賞のランキングを結構参考にして本を買っているので、そのパクりである。
まずはノミネート曲を各グループから決めようということになり、みんなで各グループを代表する曲は何だろうと移動中や居酒屋で議論しながら選んだのが以下の20曲である。
当然ここに入っていない中にもたくさんの名曲があるのはわかっているし、僕の推した曲が何曲も漏れてはいるけど、やはりこうやって20曲並べると素晴らしいラインナップになっていると思う。
知らない曲もあると思うんですが、ぜひ全て聴いていただきたい。サブスクに入っていないものもあるけど、youtubeに動画もあるはず。

そしてノミネート曲の中からBEST5を選んでみることにした。わざわざ付けなくても良い順位を付けることにしたのは、僕が個人的にちょっとアイドルに意地悪したいと思ったからなだけです(最悪すぎる)
まあそれは冗談なんだけど、本当は順位なんて全く意味ないし、全部良い曲で間違いないと思いつつ、年末のお祭りには少しの刺激が必要な気がしちゃったのだ。ほんとごめんなさい…

そんなランキングの結果はこちらです。

思い出補正、推しメンへの忖度など、完全に排除できていたのか正直わからない。ただ、この上位5曲は全て僅差でどれが1位でもおかしくなかったことからもわかるように、本当に名曲中の名曲なのは間違いない。マジで聴いてみてほしいし、今見られる曲についてはできることならライブで見てほしい。

なお、ここで挙げた楽曲が確実に聴けるはずの、姫事絶対値とCHICKEN BLOW THE IDOLのワンマンライブチケットが現在絶賛発売中である。速やかに買うように。

https://mcdog.thebase.in/items/69305206


今回、過去から現在まで生み出されてきたDAICHIさんの数々の楽曲を片っ端から改めて聴いてみたことによって、僕は逆に今の最新曲たちがますます好きになってしまったし、これまで気付けていなかった魅力も発見できた気がする。
こんな風に一度立ち止まって音楽に向き合ってみるのは楽しいものだし、McDogのアイドルが一同に会するMcDogフェスを120%楽しむための予習なんかにもオススメです！

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