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短歌/20250113
1.
吐く息が白い、視覚から寒い。
君の声、聴覚からぬくい。
今年は秋と冬の境目がちょっとだけ後ろにズレたから、いつのまにかすごく寒くなっていていつのまにか吐く息がもう白かった。今年もわざわざ大きく息を吐いて、その白い息の水滴の粒子を見るために目を凝らした。去年までと違うことはさのくんの歌声を私が知っていること。出会ったのは冬だったから、さのくんのことを好きでいながら冬を迎えたのは初めてだった。白い息を吐きながらさのくんの歌声を聴くのは、露天風呂に浸かってるみたいな、頭寒足熱みたいな、あったかいものにアイスを乗せてるみたいな、そんな気持ちになる。INIのあったかい歌声で寒さも吹き飛ばして冬乗り切る!と思う反面、私は暑いより寒い方が嬉しいというのを思い出した。とにかく今年も2024年の暑さを上塗りするくらい冬を感じておきたい!
2.
雪>日光 立ち止まって空を見る 予想通り残像生ず
ちょっと上手くできなかったものではあるのだけど、雪の降っていた日を思い出すので一応残しておく。雪が降るようなところに住んでいないので、生で雪を見る回数が少ない。そんな人間の宿命なのか、雪が降っているとなぜか見上げてしまう。雪が特別好きなわけでも楽しくなっているわけでもなくて、雪が降っている というイレギュラーに対する驚きがあるのかも。雪の粒を見たくて、ダウンで包まれた腕をちょっと前に出して雪を腕に着地させる。凝視するもあっという間に溶けて水になるけど、めげずにまたそれを繰り返す子どもみたいなことをした。雪を見るために上を見て、忘れていた太陽の光にやられる時もある。太陽の光を見た後の残像って不思議だなあっていつも思う。
3.
「大丈夫、地面の色が変わっても。だって顔すら見えない暗さ。」
暗い道は地面の色とか言う前にそもそも顔すら見えないから泣いても大丈夫だよーの気持ちでまずは自分を励ませたらと思ったけど、私は泣きそうになっても我慢をしてしまうのであまり意味はないかもしれない。まずは自分を受け入れなければいけないね。
4.
後ろから刺さった槍も矢も全部、
背中をさすり「もう大丈夫」
さのくんがメンダリで「矢を刺してくる人に怯えてたけど自分のことを隠すのはやめようと思った」というようなことを話していたからできた歌。私はその刺さった槍や矢を抜けもしないし、背中をさすれるような人間でもないし、飛んできた凶器が当たらないように防げる人間でもない。とはいえこういうことをする立場になりたいとかでは全くなくて、本人に伝わる伝わらない関係なく私はこんな気持ちを持ち続けているだけの話。メンダリにこういう気持ちを書いてくれるのも嬉しいし、私も励まされる。強くなりたいって思う。いつもありがとう。
5.
君の地元から向かう道
今君が生きてるとこから帰る道
物理的な距離もあり、心理的なニュアンスもある。さのくんが慣れ親しんでいた西から今いる東に向かう道中も、帰る道も同じところを通っているけど抱える気持ちは正反対。あと、一般人として生きていた世界(地元)から、表舞台に立っている世界(今生きているところ)の距離 という意味もありかも。
6.
強いねと愛を込めてもう一度。
強いね、きっと大丈夫だね。
強いって言うとストレートすぎるのかもしれないけど、さのくんがたくさんのことを自分の経験として受け入れたり何かに昇華させたり悩んだり考えたりして手に入れた強さなのだと思ってるからリスペクトを込めたうえで、強いねって言ってる
— ずり (@akagodane) August 26, 2024
この気持ち詰め合わせ!ハッピーセット!人をどうにかしようとする強さじゃなくて、自分のために強い みたいなところが本当に好きで。さのくんの強いところも強くないとこも優しいところも、さのくんのことは私は全く知らないけれど、さのくんが大切にするものを大切にさせてください。そしてさのくんを尊敬しています。さのくんが歩く道がずっと青信号でありますように!🚥
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