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#03 はじめての街コン ~出会える男を観察してきた~①

「みなさん街コン行ってますか?」
ねぐせはこの度、初めて街コンというものを経験しました。

今日はその話を書いてみようと思います。

きっかけ

Liella!のライブから2週間↓
“普段やらないことをやる”に味を占めたねぐせは、次のお題を探していた。

ふと開いたインスタ。
何年も会っていない後輩が、ドレスに身を包んだ幸せそうに笑う女性とのツーショットをあげている。
結婚式の前撮りらしい。
「結婚かあ〜。彼女すらいないし、全く想像つかないなあ。」

最近の出会いの場は「街コン」と聞く。
そこでねぐせは街コンを検索してみる。
家から20分程度の場所で、2時間後に1件の街コンが開催されるらしい。
“街コンに行ってみよう”
好奇心9割、期待1割を胸にねぐせは跳ねた髪の毛を整え始めた。

街コンの概要

ここで、今回参加した街コンの概要を説明する。
当日の参加人数は男女共に19名ずつの計38名。
運営スタッフは1名。
参加条件は男性22歳~29歳、女性22歳~27歳であること
男女ともに独身・対象年齢であること。
男性は学生もしくはフリーターではないこと。
参加費は男性4900円、女性800円。

男女同時入場で、あらかじめ席は割り当てられている。
参加者はそれぞれの席にドリンク(紙コップ)を持って着席する。
8つのテーブルがあり、1卓あたり4〜6人の男女が座っている。
女性は初期テーブルから移動することなく、男性がテーブルを移動して参加している異性全員と顔合わせができるようになっている。

各テーブルでの会話時間は14分、移動に1分。
12分が経過した頃に運営から連絡先交換のアナウンスが入る(強制ではない)。
これを8テーブル繰り返して行う。

以上が今回参加した街コンの簡単な概要である。

入場から開始まで

10分前に会場に到着する。
綺麗とは言い難い昭和レトロな雑居ビル。
本当にこの場所で令和のキラキライベント「街コン」が開催されるのだろうか。

「ほんと?」そう思って少し離れた場所から観察していると、
どこから湧いてきたのか、20代らしき男女が雑居ビルに吸い込まれていく。
「本当にここなんだ。」ねぐせもその列へ加わった。

無事に確認作業を終え、案内された席に着く。
そこには1枚の紙が置かれていた。
「自己紹介シート」なるほど。これでコミュニケーションを円滑にするわけだ。

項目はこんな感じだった気がする。
『名前、年齢、職業、出身地、性格、好きな漫画or本、好きなテレビ番組、学生時代の部活』

ねぐせは案内された4人席へ最初に着席した。
自己紹介シートに頭を悩ませていると、爽やかイケメンの陸くん(仮名)がやってきた。
どうやら彼も1人での参加らしい。

街コンの作法はわからんが、とりあえず挨拶だろう。
「こんにちは。今日はよろしくお願いします。街コンへはよく来られるんですか?」
そんな声かけをした気がする。
陸くんは街コン初参加のねぐせに過去に参加した街コンの情報や仕事のことを教えてくれた。
陸くんも医療従事者であるらしい。そして同い年だ。
共通点があると人は親近感を覚える。
「よかった。雰囲気のいい落ち着いた人だ」
ねぐせも陸くんの落ち着きぶりを見習い、いい子でいることにした。

街コンスタート

運営スタッフから、上記のルール説明の後、いよいよ街コンがはじまった。
最初の卓のお相手は友達同士でやってきた看護師2人だった。
ねぐせは考えた。
これから8テーブルを戦い抜くために、今は正面に座る女性ではなく、横に座る陸くんと信頼関係を築いておくことが大切だろう。

さらにこの卓は医療従事者4人のフォーカード。これは強い。
女性もエンジンがかかりきっていない様子。
ツッコミどころを用意しておいたねぐせプロフィールを当たり障りのない範囲で突いてくる。
適当に陸くんにも話を振りながら、隣の男にマウントを取ったり、話す機会を奪うような男ではないことを陸くんにアピールして1卓目を終えた。

その後、2卓目から最後の8卓目まで、陸くんの快進撃が続いた。
傾聴力高えし、イケメンだし、なにこの子。なんで彼女いないの?世の中厳しすぎない?
世の厳しさを嘆きつつ、ねぐせは適当な合いの手を入れながら、観察していた。
女性ではなく卓全体の力動を。陸くんを。

これが“出会える男”かあ。
めちゃめちゃ勉強になった。ねぐせに同じことができるかは別にして。
「うん。ねぐせにはしばらく彼女は出来なさそうだ…」

②へ続く…

次回の約束「2023/3/1までに次の記事を投稿する。」



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