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あれこれ … 七 夕
七月七日は七夕の日、子供の頃はこの歌をよく耳にしました。
ささの葉さらさら
のきばにゆれる
お星さまきらきら
きんぎん砂子
五しきのたんざく
わたしがかいた
お星さまきらきら
空からみてる
見っけもの
笹を取りに行くと、朝顔が咲いていました。早起きは三文の徳を実感しながら、活けてみました。
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七夕の節供
知識が乏しいので、和食会議「ご節供に和食を」の知恵をお借りします。
7月7日は「七夕」と呼ばれる星まつりの節供です。
天の川に隔てられたひこ星(牽牛)と織り姫(織女)の、年に一度の逢瀬で知られる 「たなばた」は、ご存知のとおり古代中国の星伝説が伝来した行事です。「きこうでん」と呼ばれ、奈良時代の孝謙天皇が、この節供祭を行ったとされます。「織女星(織姫星)」がが輝く「七夕」の夜、宮中で糸や針の仕事を司る奈良時代の宮中の女性たちは御供え物を作り、機織りや裁縫の上達を願ったのです。
何十年かぶりに飾ってみましたが、ぱっとしません。お恥ずかしいですが、ご愛敬ということで…
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五色そうめん
そういえば素麵は七夕の行事食らしいですね。暑い時期だからだろうと思っていましたが、これにもいわれがあるそうです。
天の川や織姫の織り糸に見立て、七夕に素麺を食べるという習慣があります。芸事の上達、無病息災、恋愛成就などの願いが込められています。五色そうめんは、陰陽五行の五色に由来し、厄除けの意味があります。
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五節供
節供(節句)というと、まず桃の節句や端午の節句を思いかべますが、五つも在ったのですね。また、改めてご紹介したいと思います。
それにしても飾り付けをしながら、孫でもいればきっと楽しかっただろうと思いました。不器用でも、下手でもいい。次世代とともに楽しみその意義を伝えていくこと。ここらへんに行事の楽しみがあるのかもしれませんね。