竹の子を食べながら
白い紫欄(?)花盛りの庭を見れば、春も過ぎ初夏の景色です。
お休みを頂き、色々考えてみました。
方針は、「ダブルでいこう!」です。
大藏からの聞き書きに加えて、
「カミさん日誌」という私(家内)のページを作ります。
(気ままの八分咲きになりそう…)
区別のためタイトルの頭にKをつけます。
大藏はモノづくりは得意ですが、
順序良く話するのは苦手のようです。
今まではそれを文章に直していましたが、
これからは会話をそのまま再現しようと思います。
ゆるすぎて小さな疑問符が付く内容になりそうですが、
お付き合いいただければ幸いです。
竹の子を食べながら
夫婦の会話を再現、大藏(=大蔵達雄)でカミ(=カミさん、私)と略します。お酒を頂きながらの夕食です。
ー 今年はどうかな?
大藏: やっぱり季節の物は旨いなぁ。
去年は不作でろくに竹の子食べなかったけど、今年はどうかなぁ?
カミ: あまり良くなさそう。ここ2,3日はスーパーに行ってもないよ。
普段ならうんざりするほど竹の子があふれてるのにねぇ。
大藏: なんだよ、楽しみにしてたのに… こんなに天候不順じゃあ、
Iさん(シイタケ農家、長いお客様)のシイタケも良くないだろうな。
シイタケの育つ春と秋の気候が不安定というより無いみたいだって、
だいぶ前からこぼしてたなぁ。育つ物も育たないのか…
カミ: 注文は一杯あるらしいのに…。近ごろの天気は上下が激しい。
「昭和のお天気が懐かしい」なんて言うおじいさんもいたねぇ。
ーいろんな竹
大藏: 竹の子は今の時期しか食べられないから、貴重なんだろうな。
キュウリみたいにビニールハウスで育てるわけにもいかんだろうし…
カミ: 竹用の高層ハウスは… まぁ無理。
大藏: タイだったか、おひつになるくらいの大きな竹もあるんだよなぁ。
あぁいう竹でも食べれるんだろうか。
カミ: それはネットで調べれば一発よ。
大藏: そういえば子供の頃こんな竹の子食べなかった。木曽は寒いから、
孟宗竹は育たない。食べたのは破竹だっけ。
東北に行った時はびっくりした。「竹取ってこい」って言われて、
周りを見ても竹なんて一本も生えてない。何度も言われて気づいた。
そこにあったのは笹なんだけど、地元の人はそれを竹と呼ぶんだ。
ところ変われば名も変わるってもんかね。
カミ: 日本列島は長いから、地域色があるんだね。それにしても、竹は
なんて役に立つ植物なんだろうと、子供の時は感心してたよ。
竹の子は美味しいし、編めばカゴになるし、地面も固めてくれる。
今じゃ竹は有害植物みたいに言われて、時代は変わるんだねぇ。
大藏: あぁプラスティックが出てきたからな、
便利な物があるとなかなか逆行はできないというか……。
どちらか一方じゃなく、便利さも伝統も上手に組合わせていければ
いいんじゃないのか。
カミ: 鉢がカラ、お代わりしようか?
大藏: うん。今のうちに食べとかなきゃ!
《 後日談 》2日後近くの農産物直売所に行ったら、竹の子が山盛りでした。
ラッキー!と3本も買ってきました。
《 タイの竹の子 》
タイには建築資材に使えるほど大きな竹も育つようです。
また、タイ料理に竹の子は欠かせないようです。