茶托、小皿で遊ぶ 秋
茶托を使うご家庭は減ってきたと思います。
けれど、小さなわりによく働くので、食器業界の蟻のような器です。
では、ためしに私の茶托(小皿)をあれやこれやと使ってみましょう。
朱線茶托
つるりとした漆器らしさはありません。ざっくりした作りなので、陶器(土もの)のお湯呑みによく合います。
我が家では、茶托より小皿として登場することが多い。昨夜の残り物でも、風情があって美味しく感じられます。
根来手塩皿
手塩皿とは、塩を乗せるほどの小さなお皿という意味です。けれど、磁器の涼しげなお湯呑みには、茶托として重宝します。冷茶のガラスにも。
繊細な雰囲気なので、アイスクリームやお菓子を入れると映えます。初物の竹の子の穂先などもきれいです。
根来面取り茶托
漆器の滑らかさと面取りの強さを持っているので、お茶碗は陶器.磁器どちらにも合います。
また、いくらか深さがあるので器としても使い勝手がいい。料理を盛ってみる楽しさがあります。
秋は夜長です。ご飯はゆっくりいただきましょう。そして、かいがいしく働く小皿(茶托)も仲間にしていただければ、食卓の賑わいが増すかもしれません。
お知らせ
根来塗 大藏達雄 漆芸展
2022年10月1日(土)ー10月6日(木) 午前11時ー午後7時 なお、3日(月曜日)は定休日
根來の食器だけでなく新境地につながる作品まで、
幅広くお楽しみいただけたら幸いです。
黒田陶苑 銀座 アネックス
中央区銀座6丁目12-14 銀緑館2F