読書記録(2022/9~10) #11

後半書き足していたらなぜか冒頭が消えました。書く気がダダ下がっています…。

9月・10月の読書記録です。採用試験も終わり、時間的な余裕が出てきたことから、積極的に本を読んでいこうと思っています。とはいえ、授業等もあるのであまりうまくいかないのが現状ですが、インプットとアウトプットのバランスを取っていこうというのが当面の目標です。

教員の現場 ~子どもの拠り所となる教員~

著者の飯島氏は、執筆当時公立中学校の主幹教諭として勤務されていました。教員・担任をするうえで必要だと考える資質のほか、学級経営や生徒指導の心構え、学年経営や教務担当の1年間のスケジュール例なども示されています。3週間の実習では見えない、教員の仕事の実際を垣間見ることができます。
ところどころ、「~~してしまうと、後々地獄をみることになりかねません」のような、ゾッとするような表現があります。教員というのは、先生方だけでなく、生徒とも人間関係を築かなければならない、人間関係で成立する職業です。人間関係の構築がうまくいかないことによる地獄だけは避けたいですよね…。そのための資質を、飯島氏なりの視点からまとめています。
私がこの本を読んだのは、教採が終わったこのタイミングでしたが、実習の前に読むと、実習中の先生方を見る目線が少し変わるかもしれません。

新任3年目までに身につけたい「超」教師術

著者: 中嶋郁雄/初版発行: 2014年11月/発行: 学陽書房 
※図書館のバーコードにあたる部分を加工しています。

本書は、若手教員向けに、教員としての心構えを説くとともに、土台となる基礎技術を「牽引術」「経営術」「授業術」「ダンドリ術」「関係術」「対応術」の6項目に分けて紹介しています。

タイトルに惹かれて借りてきましたが、著者の中嶋氏は小学校の先生であり、読者も基本的には小学校の先生を想定しているものと思います。例えば、「休み時間は子どもとの時間」という項目があり、休み時間は必ず子どもと遊ぼうという項目がありましたが、中高では休み時間に遊ぶことはありません。
小学校の先生が読むときは、自分が教壇に立ったときのことを想像したり、実習が終わった後に読む場合は、実習の場面を思い出して反省してみることもできると思います。
中高の先生は、まず"教員"として共通して考えられることと、小学校特有のことがあるということを念頭に置いて読むと、"小学校ではこうなんだ、自分の校種ではどうだろう"と意識できます。また小学校の先生が考えていることを意識することで、いわゆる"中1ギャップ"の解消に向けた実践などにつなげることができるとよいのかなと思います。

ナナメの夕暮れ


著者: 若林正恭/初版発行: 2018年8月/発行: 文藝春秋
※画像は文庫版(2021年12月刊)のものを、文芸文庫HPよりお借りしました

一度は読みたいと思っていた、今めちゃめちゃずーっと人気のお笑いコンビ・オードリーの若林さんによるエッセイ。出演番組などでも物事を少し斜めに見て表現することがよくあり、そういったものの見方を垣間見ることができる1冊です。
ただ、共感できるエピソードが多いのも1つ特徴かもしれません。ただ"ナナメな見方だなあ"で終わることなく、"ああ、これ自分も感じたことあるな"とか"これ、今起きているあのことを言っているような気がするなあ"といったエピソードもありました。
図書館で借りていたため、返却期限までに読み切ることができず。機会があればもう一度借りて、最後まで読んでみたいと思います。


2カ月で3冊とかいうとんでもないスローペースでした。11月・12月は合わせて5冊は読みたいですね。

Sunday, 2022/11/06

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