嘘の豆知識②

手相占いはお好きでしょうか。
右利きの人は左手のひら、左利きの人は右手のひらにあるシワを見て運勢や未来を占うというもの。

でもこれ、実は間違っているんです。
漢字を見て疑問に思いませんか?
手を相する と書いて「手相」です。
でも実際には片手しか使っていません、不思議ですよね?

手相占いと言うのは読んで字の如く、「両手のシワを見比べ、どれほど一致しているか」で占うものだったのです。
両手に墨をつけそれを2枚の紙にそれぞれ手形をとる。その2枚を合わせて透かし、差異が大きいほどその人には災いが襲いかかると言うものでした。

現在のように片手で占うようになったのは実は明治時代以降、西洋のペンが日本に入り墨をあまり使わなくなったことで、墨を手に塗られることを嫌う人々が増えてきました。占い師は墨を手に塗る工程を省くために、片手のみで占う「片手相占い」を編み出したのがきっかけで、その手軽さから現代にまで残る占いとして存在しています。

手相に自信がある方、両手のシワを比べてみてはいかがですか?
両手のシワ、案外違うかもしれませんよ?

ねぎとむ

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